キャンペーンがマイナスに?!全国旅行支援の裏の裏

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全国旅行支援の裏側

悔しいです!
キャンペーンのご支援はありがたいのですが、今回はトラブル多めでした…。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしいし、カップルではサウナも…鈴の
宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

全国旅行支援がはじまりました。
なかなか複雑なので、お客さまも混同されておられるので、私なりの解釈をわかりやすい表現でお伝えします。

「国と県の割引がありますよね?」

けっこうお問合せいただきます。

国の「全国旅行支援」と山形県の「やまがた割」、ふたつ合わせてどうなるの?
というご質問。

今回のキャンペーンは、国の予算を都道府県に割り振って、県が実施しています。

つまり、国の「全国旅行支援」という割引はありません。
山形県の「やまがた割」という割引があるだけです。

これが、47パターンあります。
それぞれ県ごとにルールが違います。

2年前のGOTOキャンペーンでは、国が一手に引き受けていました。
ですから、予算は1つ、事務局も1つ、ルールも1つ。

今回は、47都道府県に丸な…いや、割り振られています。
ですから、予算は47、事務局も47、ルールも47。
キャンペーンサイトも47、クーポン券のデザインも47、印刷も47。

2年前、GOTOキャンペーンで仕組みがあったのに。
クーポン券もいまだに残っているのに。
改善して直せば1ルールでいけたのに…。

この47ルールが、旅行会社さんで大きな負担になります。

ルールの数だけ仕組みが増える

当館は、山形県にありますから、山形県のルールを学び、それに従って受け入れすればいいです。
しかし、旅行会社は、そうはいきません。

47都道府県、全てのルールを理解し、都道府県によって仕組みを作らなければなりません。
ですから、キャンペーンのスタートが11日だったにも関わらず、じゃらんや楽天トラベルなど旅行会社はスタートに間に合いませんでした。

国が1つのルールを作れば、間に合ったかもしれませんが、県ごとに47パターンのルールがあり、山形県からじゃらんへの予算はいくら、楽天の予算はいくら、宮城県からじゃらんへの予算は…と47パターンを作り上げるのは時間が足りなすぎました。

47パターンで戸惑うのは、旅行会社だけではありません。
お客様も同様に面倒です。

山形県に行くのと、新潟県に行くのでは、微妙にルールが変わります。
1泊目が山形、2泊目が新潟…でも当然違います。

かつてない予約で決壊したリンカーン

さて、旅館やホテルは、満室になったら売り切れる商売です。
10部屋の旅館に予約が11入ったらアウトです。

そんな調整をネット上で調整してくれる在庫管理の仕組みがあります。
なかでも大手が、リンカーンさん。

リンカーン大川には、じゃらん川、楽天川、一休川、JTB川、JR川など多くの川から水(予約情報)が流れ込み、その先の宿へと届けます。

このリンカーン大川が、決壊しました。
リンカーンのシステムダウンは、キャンペーン開始から1週間経った18日の今でも復旧していません。

リンカーンがダウンしていても、お客さまは、じゃらんや楽天から予約が取れます。
すると、在庫管理がされてないので売れるだけ売れてしまいます。

10部屋の宿に20の予約が入る…という恐怖。

予算配分次第で終わったかのような報道に

今回のキャンペーンでは、県ごとに予算配分され、県がその先の旅行会社に予算を分配しています。

山形県では、10月分、11月分、12月分と分けた上で、一休さんの10月分はこのくらいと配分していました。
それが、少なかったらしく。

10月分の一休が終わっただけなのに、山形県全体が終わったかのような報道がされてしまいました。
実際は、まだあります。
追加で出ます。

宿の仕組みは2パターン

宿に直接予約をする場合、宿がどちらの仕組みを選んだかによって変わります。
山形県の場合です。

①ステイナビを使ってネットで割引ゲット

お客様が、ご自身でネットで割引額をステイナビというサイトでゲットしてから、宿の公式サイトで予約するパターン。
お客様がネットにお強くない場合、代わりに宿のフロントが代行入力している場合もあります。

①を選んだ宿は、1つの予算をみんなで取り合います。

宿ごとの配分はなく、みんなで1つの予算がなくなるまで予約を受けます。
なくなり次第、①を選んだ宿は一斉に終了。

早い者勝ち方式。

②チェックイン時に紙を書いて割引ゲット

ネットや電話で通常通りに予約して、チェックイン時に申請書を書くパターン。

こちらは、紙を書くだけで楽ですが、宿の処理がけっこう面倒。
②を選んだ宿は、宿ごとに予算が割り振られます。

ですので、宿ごとに持ち分が終わったらキャンペーン終了です。

全国旅行支援で大打撃?!登府屋旅館の裏側

上記の裏側をご理解いただいたうえで、登府屋旅館はといいますと…。

リンカーンを使用しています。
システムダウンを知った瞬間に、全てのインターネット予約をストップさせました。
(今は予約受付を再開しました。)

ダブルブッキングほど怖いものはないので。
大いなるチャンスロス。でも仕方ないです。

リンカーンが復旧するのを待っているうちに旅行会社のキャンペーン枠は続々終わっていきました。

よって、キャンペーン関連の予約はほとんど入っておりません。

さらに、②の紙を書く方式を使っております。

当館に配分された予算には、まだ余裕がございます。

というわけでこのブログで言いたかったのは、この一言。

キャンペーンで泊まれますよ。

予算枠ありますよ。

泊まらず、お得なサウナデートプランもありますよ。

やまがた旅割を最大限活かしたプランです。

サウナプランはこちらから。

みなさま、キャンペーンは、宿に直接予約が間違いないですよ。

 

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