演劇からアプローチする経営。劇エヴァ・シーズン2
この記事は8分ぐらいで読めます♪読み応え十分!どうぞお付き合いください^^
経営のために演劇を学ぶ意味
一見つながらなさそう。。。
3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。
この度、藤村正宏先生の主宰するエクスマの最上位コース「劇エヴァ」に第2期メンバーとして、参加させていただくことになりました。
経営者が、演劇について学ぶ塾です。
演劇というと芸術の分野。
ビジネスとは全く関係なさそう。
「なんで経営者が演劇?」と思いますよね。
藤村先生は、こうおっしゃっています。
現代のビジネスでは、文化芸術の要素はとても大事だと、何年も前から言っている。
論理的能力、空間処理能力、感じ取る力、直感力、などを養う事が唯一、コモディティ化から脱する手がかりになる。藤村正宏先生の投稿より抜粋
まだ、1回目ですが、実際参加してみて様々な気づきがありました。
経営者にとって、演劇は大きなアイテムになります。
ビジネスそのものを発想し、スタッフに伝え、形にして、お客様に受け取っていただく。
実は、ビジネスは、演劇と同じ要素でできています。
さらに、今回の中身は、座学ではなく、体験型。
演劇の歴史とか、演劇の種類とか、具体的なテクニックなどを教わるのではなく、とにかく実践してやってみるスタイル。
「文章を読めばいいんでしょ?」という朗読を実際やって、うまくいかなかったり。
「昔話を作る感じでできるでしょ?」というシナリオ作りで迷宮入りしたり。
とにかく、やってみて、わかる。
やってみないと、わからないことばかり。
演劇なんて、小学校の学芸会以来。
やってないことだから、知らないこと、わかってないことばかり。
だから、得るものも大きい2日間でした。
演劇を作るワークで鍛えられるチカラ
今回は、4人1組で、翌日までに10分間の劇を作って、演じる。
というエクササイズがメインでした。
テーマは、「お金」。
メンバーは、「4人」。
時間は、「10分」。
あとは自由。
どんなことをやってもOKです。
この「どんなことやってもOK」がクセモノなんですよね。
4人で話し合って、あらすじを作り、セリフにして、覚えて、演じました。
ひと通り終えて思ったことをまとめてみます。
演劇で鍛えられる5つのチカラ
このまとめが、私なりの2日間の成果でもあり、足りないと痛感した部分でもあります。
発想力
まず、どういう設定で、どんな人が出てきて、どんな展開で、どんな結末なのか。
この大きな流れの発想から、その人はどんな思いで、どんな行動をして、どんなセリフを言うのか。
スタートをどうするか、悩みました。
論理的思考力
発想力の対極にあるのが、論理的思考力。
シナリオを作っていくにつれ、自分がなんとなく考えた設定や、セリフが、見ている人からすると「なんかおかしくない?」「そうはならないんじゃない?」となってくる。
アラが目立つせいで、物語に入りこめない。
自由な発想が注目されがちですが、それだけではダメで、そのさきに観客を納得させる論理性が必要なのだと痛感しました。
途中で、アラが目立ったため、物語の骨格そのものを変えざるを得ず、苦労しました。
感じ取る力
演技というとセリフを覚え、動きを覚え、外に出すイメージです。
いざ演じてみると、外に出す部分は当たり前で、それ以上に受け取る部分の大事さがわかりました。
相手役の人の動きやとっさの言い回し。
観客の反応。
練習にはない、その場で起こるさざなみ。
それをしっかり受け止めて、自分も合わせていく。
まだまだできませんが、そうなりたいものです。
空間処理能力
その場をとりしきる能力。
本番では、相手のセリフが一つ抜けたとしても「セリフ違うよ」と言えるわけはなく、抜けたなりにやりきらなければなりません。
アドリブでもなんでもとにかくその場を作り、次につなぐべくやりきる。
演劇は、シーンとシーン、役者と役者の駅伝のようなもの。
自分のところでタスキを止めたらアウトです。
覚悟
今回、一番響いた言葉でした。
演劇経験者は、なぜそんなに違うのか?
たった一言でも全然違いました。
その理由をお聞きしたら、答えが「覚悟」でした。
「自分は、素人だし」とか、「初めてだし」とか、「恥ずかしいし」とか言いわけせず、やりきる覚悟。
この覚悟が、やりはじめただと格段に甘い。
自分も甘々でした。
どんなに勉強しても、覚悟があるかないかで最後は決まるもの。
今回は、覚悟の無さを痛感しました。
恥ずかしそうにしてますね。。。
ビジネスも同様。
覚悟が大事。
初回から気づき満載の合宿でした。
ここでの気づきが、今後の旅館にも活かせるよう、引き続き頑張ります。
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