あなたはどっち?曖昧化するプロとセミプロの境界線

この記事は7分ぐらいで読めます♪読み応え十分!どうぞお付き合いください^^

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素人でも十分にいけちゃう時代

革命はいたるところで起きています。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

うちの子どもたち、ほとんどテレビを見ません。
偉いねと思ったら、大間違い。
ユーチューブをずっと見ています。

毎日、おうくん、姫ちゃん

プリンセス姫スイートテレビ。
毎日毎日、見ています。

もう延々見てます。

この番組、子どもとパパが遊んでいる動画です。
おもちゃで遊んだり、ゲームで遊んだり、ごっこをしたり。

大人が見ていると、「うーん、普通?」と思ってしまうような動画ですが、子どもたちは釘付け。
私も、ずっと見せられるとだんだんツボがわかってきて、ついつい見ちゃいます。

このご一家、ユーチューバーといえば、プロですが、普通に見れば、素人です。
セミプロのような存在。

でも、下手な全国ネットのテレビ番組よりも絶大な影響力を持っています。

インスタグラムの世界でも同じことが起きています。

素人の写真がプロの20倍以上の値段で売れる理由

インスタグラマーが撮った写真の方が、プロの写真館の写真より人気で、値段も高い。

もはや素人もプロも境界線が曖昧になってきています。

落語業界でも同じです。

落語という話芸は、素人でもできなくはない。
今はユーチューブも充実していますから、見よう見まねである程度はできてしまいます。

すると、修行もなく、師匠もない素人が有料で落語会を開けてしまいます。

果たして、これが面白かった場合、プロと何が違うのか?

修行をすれば、プロなのか?
協会に属せば、プロなのか?
師匠に教われば、プロなのか?

プロとセミプロの境界線はどこなのか?

実は、プロの側にこそ、境界線を明確にできるか?が問われはじめています。
とても危うい状況がいろんな業界で起こっています。

旅館やホテルも境界線が曖昧に

旅館やホテルも同様です。
セミプロが出てきています。

民泊です。

空いているお部屋を貸す。
フロントもいなければ、会計はカード。

誰とも会わないで一泊できます。

仙台で民泊に泊まってきました。
新宿に続き、2回目です。

正直、「次はないな」というお部屋でした。
でも、それはそれ。

私は、ビジネスホテルと比べて、出張ニーズで考えれば、次はないものの、違うニーズで満足する人もいらっしゃると思います。

そうなんです。

旅館やホテルというプロ。
民泊というセミプロ。

今、宿泊業界は、境界線が曖昧になってきています。

もはやセルフスタンドはなくならないのと同じ

昔、海外を旅したとき、ガソリンスタンドがセルフでビックリしました。

「日本では絶対に有人なのに」と驚きました。
今や、日本でもセルフが当たり前。

きっとセルフが導入されて時には、「そんなの危ない」などと業界団体が反発したはずです。
そして、今やセルフは当たり前になりました。

民泊も同じです。

ことこここに至っては、もうなくなりません。

法律で整備することはできても、なくなりはしません。

だからこそ、宿の経営者にしてほしいこと

だからこそ。

旅館の経営者には、たった一つしてほしいことがあります。

Air bnb を使って、泊まってみる。

スマホのアプリで簡単に予約できます

たったそれだけ。
多くの気づきがあります。

良いところも悪いところも見えてきます。

ゲストへのコミュニケーションに関しては、民泊ホストの方が意識が高く、システムも整備されています。

この点は、学ばなければなりません。

一方、施設の充実度については、やはりプロである旅館やホテルの方が優れています。
何が優れているかは、泊まるとわかります。

基本的には、別物。
でも、宿泊という点では、同じ。

プロとセミプロの境界線が曖昧になるなか、いかにして境界線を意識できるかが大事です。

セルフスタンド反対!

ではなく、セルフスタンドと何が違うのか?をこちらがわかって、伝えていかないと。

境界線の侵食は、旧来のプロに突きつけられています。
だからこそ、旧来のプロがもう一度、境界線を明確にしないと。

「宿泊」しかみていないうちは、わかりません。
実際に、両者を使ってみて、初めてわかる境界線があります。

私は、2回利用してみて、明らかに違うのがよくわかりました。

あとは、民泊にはできないことを突き詰めるだけです。
セミプロにはおよびもつかないプロになるだけです。

きっとどこの業界でも起こりうるプロとセミプロの問題。

うちは、うちらしくしっかり違いをわかっていただけるよう頑張りたいと思います。

 

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