「サンデー毎日」より「車いすも怖くないお出かけ術」
この記事は7分ぐらいで読めます♪読み応え十分!どうぞお付き合いください^^
車いすのお出かけでなにが不安か?
最近雑誌をよく買うなぁ…。
こんにちは。
週刊誌を珍しく買っている…
鈴の宿 登府屋旅館の遠藤直人です。
「サンデー毎日」で金澤匠さんが連載している【共倒れしない!介護サバイバル】シリーズ。
今回のテーマは「車いすも怖くない!お出かけ術」でした。
車いすでもラクラクの宿としては、見逃せないテーマです。
さっそく読んでみました。
旅のプロであるトラベルヘルパーさんに取材して書かれた記事でした。
「行ける場所」ではなく、「行きたい場所へ」
介護をしているご家族など、お連れ様がまず持つもの…。
それは、不安です。
「本当に大丈夫だろうか?」
「途中でトラブルは起こらないだろうか?」
といった不安。
そして、出かけること自体に二の足を踏む。
そうなると「安心なところ」に連れていこう!と考えますが、記事ではその点を指摘しています。
そのような配慮は、もちろん不可欠ですが、『どこに行けるか』ではなく、ご本人が『どこに行きたいか』を大事にするべき
なるほど。
そう考えれば、旅行に誘う言葉も変わってきますよね。
「車いすでも安全なところを見つけたから、出かけてみない?」
ではなく…
「おじいちゃん、お肉好きでしょ。米沢牛、食べに行かない?」
とか
「おばあちゃんの大好きな広いお風呂に行こう。温泉だよ。」
といった具合。
誘われるほうもワクワク感が全く変わってきます。
安全、安心は大事。
それは、黒子として縁の下の力持ちのように意識しつつ…
ワクワクできる連れ出し方。
モチベーションが変わりますね。
車いすで行けない場所はない。ただし準備と技術は必要
今は、技術の発達がものすごいです。
以前だったら、ベッドルームから出られないような方でも、今や車いすや介護タクシーやエレベーターなどの発達により、いろんな場所に行けるようになりました。
そんななか、事前に要チェックなのが…「トイレ」です。
食事する場所、泊まる場所は、意識しますが、途中のトイレは忘れがち。
なおかつ、トイレは、突然やってきます。
ゆったりとスケジュールを組みつつ、トイレはおさえておくのがいいようです。
久しぶりの外出は、想像以上に疲きれるもの。
余裕を持ったスケジュールを組むべき。
「車いすで行けない場所はない!」と言い切るトラベルヘルパーのみなさんの気持ちは、すばらしいですね。
どうしても「車いすだから…」と弱気になりがちです。
行けない場所はない!
あとは、やりよう。
そう考えれば、旅行への不安がグッとなくなりますね。
困ったら他人を頼る
日本人はシャイだから、車いすの方を手伝ったりしない…。
という説があります。
でも、頼めばたいていは手伝ってくれます。
レストランのスタッフ、駅員、通行人などなど。
近くの人に助けを求められれば、段差を登ったりするのもできてしまいます。
助けを求める気持ち。
たったそれだけで、事態を打開できるんですね。
なにからなにまで自分たちで解決しようとすると大変ですが、「ここはお店のスタッフにお願いして…」「ここは駅員さんに…」と切り分けていけば、より快適な旅ができますね。
宿に不安があれば、下見を!
本日も一組いらっしゃいました。
下見。
宿としては、下見ウェルカムです。
以前、平身低頭なお電話をいただき、「大変失礼なんですが、下見させていただけますか?」とお願いされたことがあります。
下見、もちろんOKです。
でも、お客さまは、けっこう言いにくいようでした。
もっともっとこちらから「ウェルカムです!」とアピールしないとと反省しました。
下見はウェルカムです。
お部屋までの動線、お風呂、お部屋のなか、トイレなど、気になるコトは、たくさんあると思います。
一度、下見をすれば、ほとんど解決します。
なので、気軽に「下見に行きたいです」とお電話ください。
他の宿でも、受け入れてくれると思いますよ。
そんなわけで、サンデー毎日を読んで思ったところを書いてみました。
車いす旅行のハードルが少しでも下がれば、うれしいです。
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