問題は、入浴介助。登府屋旅館の場合
この記事は3分ぐらいで読めます♪お付き合いください^^
霞が関から視察にいらっしゃいました
国からゲストをお迎えするとは。^^
こんにちは。
まさかのお客様にビックリ!
鈴の宿 登府屋旅館の遠藤直人です。
本日は、国土交通政策研究所の掛江副所長と武田研究官がいらっしゃいました。
実は、国土交通政策研究所では、バリアフリーやユニバーサルツーリズムをテーマに研究をしています。
以前、会議にお呼ばれしたのですが、今回は、実際に現場を見たいということで登府屋旅館を訪れてくださいました。
まだまだ確立されていない「入浴介助」
今回、最大のテーマは「入浴介助」。
全国に4万軒くらい旅館がありますが、入浴介助のサービスがあるのは、実は、100軒もない。
50軒もない。
30軒もないのです。
そのうちの1軒が登府屋旅館、当館です。
温泉に行ったからには、温泉に入れてあげたい。
そう思っても、食事よりもハードルが高いのが入浴です。
「せっかくだから介助サービスをご用意して、入浴を楽しんでほしい!」
そう思っていくつかの宿では入浴介助サービスを行っています。
でも、どんな風に入浴介助をしているか、スタイルは様々。
全国的にも数少ないだけあって、みんな手探りでやっているのでやりかたが違うのです。
当館の場合には…
入浴介助は、ヘルパーを派遣してもらって、実施しています。
よって、別料金でのサービスとなります。
宿によっては、宿のスタッフが手伝う場合もあるようですが、当館は外注です。
理由は、体に触れる部分でもあり、プロによるきちんとしたサービスが望まれるためです。
大浴場には、スロープや手すりがあります。
洗い場で使えるお風呂用の車いすもあります。
国土交通政策研究所のお2人には、このあたりの情報を含め、現場を視察していただきました。
バリアフリー特別室もご覧いただきましたし、便利なバリアフリーグッズもお見せしました。
バリアフリーというと、宿は大変な投資が必要なイメージがありますが、小物からはじめるのも手です。
実は、1万円くらいのバリアフリーグッズを駆使するだけでも、だいぶ快適になります。
そして、少しずつお客さまを受け入れながら、よりよいサービスにつなげたいものです。
そんなお話をさせていただきました。^^
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