勝手な思いではダメ!行政のバックアップを受けるには?
この記事は8分ぐらいで読めます♪読み応え十分!どうぞお付き合いください^^
観光は、行政と二人三脚が理想
地域を売っていくんだもの。
3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。
先日のプレス発表会には、マスコミがたくさん来てくださいまして、11月4日の高速道路開通に向けた告知が一気に進みました。
今回は、米沢八湯、ふくしま若旦那、相馬のみなとやさんと3者がコラボしたうえ、高速道路開通前のタイミングとあって、多くのマスコミに来ていただきました。
動きを起こしていたのは、米沢八湯ですが、陰で支えてくださっているのは、米沢市でした。
米沢八湯の活動は、様々な面で市からのサポートをいただいており、今回も市の後押しなしでは、進めることができませんでした。
ただ、こんな関係になったのは、遠い昔からずっとというわけではありません。
「うちの行政は全然あてになんない。いいなぁ、米沢。」
とお思いの方に向けた本日の記事でございます。
身勝手な要求を言っていた、あの頃
私が米沢に帰ってきたころ、私自身は、行政に対してあまりあてにしていませんでした。
おそらく世代的なものもあると思いますが、「行政は何かを手伝ってくれるもの」とか「行政なんだから何かしてよ」とか「こんなにお客が少ないのは、行政のせいだ」とかは、考えないタイプでした。
むしろ、「民間なんだから、自分たちのことは、自分でしないと。」と思っていました。
そもそものスタンスが違っていました。
さらに、ダメ元で何かの企画を持っていったとしても「小野川温泉だけにいきなり予算をつけるわけには…。」と断られ、「ですよね。。。」と思っていました。
相手の立場で考えれば、米沢には8つの温泉があるわけで、小野川温泉だけ優遇できない上、予算は春先から決まっているわけで、突然は変えられないという事情があったと思います。
民間のスタンスでは、「そんなに待てないし、今しかない!」という思いがあったりしますは、それは身勝手な発想でした。
そして、いつしか「あてにしてはいけないものだ、自分たちでやろう」と思うようになっていました。
きっかけは、東日本大震災
「どうせ無理!」と思っていた考えが180度変わったのが、東日本大震災でした。
本当にどうしようもないくらい壊滅的な状況の中、「小野川温泉としてではなく、米沢八湯として団結できれば、バックアップできる」というアイデアをいただきました。
できない理由ではなく、できる方法をアドバイスいただきました。
震災の一ヶ月後、米沢八湯が会としてできあがり、今に至ります。
観光は、地域を売る産業です。
立地は変えられません。
そして、旅館を磨くことはできても、米沢全体となると民間だけではなかなかできません。
だからこそ、二人三脚になるスタイルを模索しなければなりません。
1つのエリアで1つの温泉地の場合もありますし、米沢のように複数の温泉地の場合もあります。
事情は、エリアごとに違いますが、どこかに妥結できるポイントがあるはずです。
パートナーとしてこれほど心強い事はない
今回は、米沢市、米沢商工会議所、山形県にバックアップいただきました。
一体になってできると、もう最強です。
震災以降、スタンプラリーや、共通プラン、インバウンド向けのパンフレットやふるさと納税にいたるまで様々な企画を手がけることができました。
先日、個人的に感動したのが、こちらの写真です。
特にドレスコードを説明したわけではなかったのですが、マスコミ発表会に合わせ、行政の皆さんが、さりげなく法被(はっぴ)を着てくださっていました。
何も言わずに応援していただく心遣いに感動しました。
そして、この法被姿は、テレビが会場を写したときに効果を発揮します。
スーツと違って、法被は前にも後ろにも地名が書かれているので、さりげないPRにつながります。
「マスコミ発表会なのになんで八湯のメンバーが前に座っていて、マスコミが後ろなの?」とマスコミの方の質問がありましたが、法被を着て並ぶことがすでにPRなのです。
法被姿を後ろから撮ってほしいんです。
「米沢八湯」の隣に「飯坂」とか、最高です。
米沢だけでなく、福島や相馬の法被が画面に映っていると、団結感が伝わってきていいんです。
そんなわけで、最後、法被論になってしまいましたが、「ふるさと納税」など行政と協力できるテーマが生まれてきている今だからこそ、二人三脚になるべくどうすればいいか、あきらめずにやってみてもいいと思います。
高速開通が道路だけの問題ではなく、観光のプレイヤーが繋がり、お客様が楽しめるようになれれば最高ですね。^^
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