なんのために旅館をしているの?そんなの決まってんじゃん…
この記事は5分ぐらいで読めます♪お付き合いください^^
なんのために仕事をしているのか?
お客さま向けではなく、あとつぎ向け…。
3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。
「なんのために仕事をしているのか?」
建前の答えもあれば、本音もあると思います。
今と違い、宿に帰ったばかりのころは、こう思っていました。
「そんなの決まってんじゃん。借金返すため。」
建前では言いませんが、深層心理ではそう思っていたでしょう。
旅館は、どこかでズドーンと借金をするスタイルがほとんどです。
しないパターンは珍しいほど。
旅館業界の名言。
「旅館なら借金なんて、あって当たり前」。
普通はどう思うか知りませんが、旅館の人は、「だよね、当たり前だよね!」と言ってくれると思います。
うちの場合は、私が大学受験のころにズドーンと宿を直しました。
全面新築。
さら地からのズドーンです。
そのまま、学校に行き、社会人になり、勤めていた20代のなかごろ…。
祖父が亡くなりました。
そしたら、家族からお願いされました。
「1人分、借金の保証人が足りない。」
ということで、私は、よその会社に勤めたまま、ハンコを押しました。
押したからといって、なんの変化もなく、日々を普通に過ごしていました。
宿は宿で普通に営業していました。
そして、私が実家に帰ってきたあと、改めて借金の存在を思い出します。
借金といっても消費者金融ではないので、経営が厳しければ「待った」をしたり、いろいろ面倒見てもらえます。
ただ、「待った」をすれば、当然返す時期は遅くなります。
そこでまた借りると「雪だるま式」というのでしょうが、「待った」だけなら冷凍保存。
減らないまでも増えもしません。
こうなると思考が借金側にいっちゃうんですよね。
夏休みの宿題が終わらないまま、明日から始業式!の心境。
割り算して、「そうだよ!1日50ページやればいいんじゃないか!それだけじゃん」と言ってみたり。
現実は50ページも進まないわけで…。
そして、思考が、借金 → 利益 → 売上 → お金みたいになります。
これ危険です。
さらに恐ろしいのは、
「うちの会社はダメだ。」
「親がダメだ。」
「自分がダメだ。」
という思考に陥っていくこと。
なにもダメじゃないんです。
事実は、ただ借金があるだけなんです。
だれもなにもダメじゃない。
そこに山があったら登ればいいだけ。
登れなかったらあきらめればいいだけ。
それだけなんですが、どうも違うところに原因を求めてしまう。
こんな縛りに知らず知らずのうちにとらわれだしたら、一度リセットが必要です。
数字捨てましょ。だ
そして、楽しいことを考えましょう。
「書を捨てよ、街へ出よう」です。
借金の額は一切変わりませんが、心境の変化でとらえ方が変わるかもしれません。
そしたら、冒頭の「なんのために仕事しているの?」の答えも変わってくるかもしれません。
今は、
「負債額-返済額=?」
よりも
「バリアフリー+落語+旅館=?」
を考えるようになりました。
エクスマのおかげですね。もし心当たりのあとつぎの方がいらっしゃいましたら、深呼吸してひとことこうつぶやいてください。
「ちょ、待てよ!」
なにも起こりませんが、何か変わるかもしれません。^^
小野川温泉に【 本格貸切サウナ・貸切温泉 】登場!!
(下のバナーから紹介ページを開けます)
登府屋旅館は【 バリアフリーの温泉旅館 】
(下のバナーから紹介ページを開けます)