前代未聞の無茶振り!ご当地落語 小野川温泉 にて大成功
この記事は8分ぐらいで読めます♪読み応え十分!どうぞお付き合いください^^
3日で作り、4日目 披露目
無茶振りがすぎる。
3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。
ついに始まりました世界初と言って過言ではない…「ご当地落語」プロジェクト。
怒涛の4日間を終え、想像以上の大成功となりました。
ご当地落語の3つの特徴
今回のテーマは、落語と観光を掛け合わせ。
それぞれの良さを引き出し、どちらも盛り上がるよう腐心しました。
その特徴とは…。
現地で体験し、作ったらすぐ披露目
一番の特徴は、3日間で噺を創りあげること。
交通が発達した今、山形で日帰りで落語会をして東京に戻る…のも可能ななか、4人の落語家さんと作家さんが5日間も同じ温泉地に留まり創作します。
4泊5日の行程で、1日目は現地見学のまち歩き。
2日目は、現地の人々へのインタビュー。
3日目は、ネタ作りと稽古。
4日目で、落語会。
「創作合宿」といえば聞こえがいいですが、最終日に落語会があるプレッシャーは相当なものだったと思います。
作家さんは「早く作って、渡さなきゃ。」
落語家さんは「もらってすぐに稽古しなきゃ。」
「3日間で…」とはいえ、実際には作家さんに2日、落語家さんに1日しか時間はありませんでした。
無茶振りにもホドがあります。
また、「現地の生」にこだわりました。
最初の2日間は、落語家も作家も全員同じ動き。
同じものを見て、同じ話を聞いて、同じ料理を食べて。
ネタも含め「同じ釜の飯を食う」関係。
作家が書いたシーンを落語家は「あ、あれね」と共有でき、すんなり噺に活かせます。
旅番組などは、あらかじめディレクターさんが体験してできた言葉を演者さんが語ることがあったりしますが、今回は、全て体験して、自身の言葉で表現していただきました。
プロセスもとことん公開
今回は、ツイッター、ツイキャス、YouTubeなど、さまざまなツールで配信を行いました。
まち歩き、インタビュー、落語の稽古風景はもちろん、食事の「もぐもぐ配信」など、現地で一緒に旅しているような感覚になれる動画も。
写真家の武藤奈緒美さんには、動画に写真に大車輪でサポートいただきました。
視聴者は、あの人の話が、あの場所の風景が、あの体験が、ネタのこの部分になってる!と実感しながら落語を楽しめます。
動画は、こちら → Youtube ご当地落語 チャンネル
ツイッターもご覧ください。
台本も公開し、口演フリー
普通、新作落語は、作者のものです。
作者以外は、演じてはいけません。
ところが、今回は、台本を公開し、口演フリーにしてあります。
台本は 公式サイト にて公開。
お客様は、台本を見ながら映像と見比べ、「作家はこう書いて渡したけど、落語家がこう付け加えてる!」と発見できます。
また、面白そうだから自分も演ってみたい!と思ったら、どうぞお使いください。
小野川温泉編は、全てナツノカモ先生の作品です。
ナツノカモ作品のご当地落語、ぜひ演じてみてください。
芸術とは、芸の術である
「落語とは、芸術です。
芸術とはね…。
芸の術なんです。」
大師匠である立川談志師のお言葉です。
今回、山形の(あまり知られていない)小野川温泉を題材に「芸の術」をまざまざと体験させていただきました。
まずは、こちらをご覧ください。
前日の昼に台本ができあがったとは思えない出来です。
「昨日できた」と言われたら、「嘘でしょ?」と言いたくなります。
まるで昔から古典落語としてあったような風格すら漂っています。
落語独特のリズムとメロディで流れるような江戸の口調。
時には、表情だけ、動きだけで笑わせる縦横無尽のテクニック。
何より1日で覚え、ここまで仕上げる技量。
「芸の術」が詰まっています。
ツイキャスでのアーカイブ配信は11月23日まで
今回生まれた4作品が、こちら。
柳家緑助 「小野川」
立川寸志 「鰯地蔵」
立川志ら門 「蛍のリレー」
立川こしら 「姫ちゃん」
別々でも面白いですが、ぜひ通して聞いていただきたいです。
「小野川4席」という一つの作品だと思います。
特に「姫ちゃん」は、前の3席を聞いてから聞いてほしいです。
今なら、ツイキャスの録画をまだ見れます。
11月23日までは、アーカイブ視聴できますので、ぜひご覧ください。
全5公演のチケットは既に販売しております。
気になる回(つまり全部?!)がございましたら、ぜひゲットしてください。
次回は、福島県の土湯温泉です。
小野川温泉に【 本格貸切サウナ・貸切温泉 】登場!!
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登府屋旅館は【 バリアフリーの温泉旅館 】
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