立川こしら師匠の魅力とは?11月は東北ツアー

この記事は8分ぐらいで読めます♪読み応え十分!どうぞお付き合いください^^

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今日初めて落語を見る人は、これが落語だと思っちゃダメ

こしら師匠の言葉です。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

落語を見れば見るほど、知れば知るほど、こしら師匠の唯一無二感が際立ちます。

登府屋旅館での最初の落語会のときでした。
「初心者向けの落語会」と銘打ってはじめた「寄席どうふ」。
第1回は昨年の11月のこと。

「いつか真打をお招きして宿で落語会ができたらいいなぁ」
なんて思っていたら、いきなり初回から真打登場でした。

しかも、私が衝撃を受けた師匠。

初めて寄席にいったのが、2014年のこと。
立川流昼席という、その時間は立川流の落語家さんだけが登場する会でした。

登場した落語家は、前座を入れて7人。

大ベテランの師匠もいれば、若手もいました。

その中で、こしら師匠の落語は、異彩を放っていました。

その時のブログ。
落語「小言幸兵衛」から旅館を考える。クレームを恐れすぎる管理職

どうしてこしら師匠は、異端と言われるのか?

落語という世界は、不思議な世界です。

伝統芸能であり、お笑い。

日本舞踊やら、茶の湯、生け花、書道などは、淡々とその道を極めるイメージ。
それに対して、落語は、なんか微妙。

漫才やコントのように笑いを取ればよし!
というわけでもなく、なんか微妙。

それが、伝統ならでは。

師匠について、厳しい修行をするというのが、漫才などのお笑いとなんか違うイメージ。
実際には、漫才の師匠に弟子入りするケースもあるのですが…。

あと、「古典落語」という存在。

漫才やコントが常に新作なのに対し、遠い昔、誰が作ったかわからないような古い噺をみんなで演じる。
伝統なればこそですが、このあたりがまた、通常のお笑いと違います。

そんな独特な落語会。

いうなれば、「高校野球」に似ているところがあります。

「勝負に勝てばいい!」
「勝つためなら何をしてもいい!」
というのは、決して間違っていないのですが、高校野球では、そうはいきません。

「絶対に危ない強打者だから全打席、敬遠してしまえ!」
すると、日本国中で物議をかもす。

「ピッチャーを疲れさせるため、とことんファウルでねばれ!」
すると、やったダメみたいな空気になる。

勝つか負けるかの単なる勝負ならいいはずなのに。

高校野球は、ダメ。
なんか、野球道とか言われたりします。

落語もそれに近い。

そんな中、こしら師匠は、古典落語でも大胆にアレンジしてきます。

例えるなら、ナックルボールです。
ナックルという変化球は、投げているピッチャー本人もどんな変化をするかわからない球。

そのくらい、変幻自在で想定外のスゴい球を投げてくる。

高校野球だったら、「そんな球を投げさせないで、ちゃんとストレートとか、カーブをちゃんと投げさせなさい」と監督がチクチク言われそうな話です。

その点は、こしら師匠の師匠の志らく師匠がまたスゴかったんでしょう。

ナックルボーラーでも、個性を活かしてしっかりと見守っていった。

そして、「立川流でも異端」と言われるような存在が生まれていった。
というのは、私の勝手な解釈です。

私は育ったプロセスは存じ上げませんが、これまでの高座を拝見し、そう想像した次第です。

だから、冒頭の一言。
「今日、落語を初めて見る方は、これが落語だと思わないでください。」
なんです。

そのくらい刺激的なんです。

普通だったら、「こんなことやったら、師匠に怒られるかな?他の師匠がなんかいうかな?」という大胆なことでもサラッとやっちゃう。
観客のこちらが、「えー!そんなこと言って大丈夫?」とハラハラしちゃうほど。

これが、新作落語なら「新作だからね」で済むんでしょうが、古典を大胆にっていうのが、カッコイイ。

そんな師匠をまたお呼びします。
次は、11月10日(木) 夜19時から。

ちなみに他会場もあります。

11月11日(金) 天童温泉 舞鶴荘

11月12日(土) 福島県・只見町

11月13日(日) 福島県・二本松

11月14日(月) 福島県・会津若松

ツアーです。^^

うちの寄席どうふも6回目です。

そんなわけで気合の入ったオリジナルサイトができました。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
寄席どうふ 申込ページ

寄席どうふ

なんと、動画まで(※パソコンの時)!ハカセ、がーすー、ありがとうございました!

「おお!スゴいのできたぞ!こしら師匠だけでなく、仮面女子さんも!」
と思っていたら、立川仮面女子さんがまもなく改名のニュースが飛び込んできました。

ウェブ制作チーム、ザワついてます。笑

何はともあれ、登府屋旅館の落語会は引き続きやっていきますので、ぜひみなさま気軽に足をお運びください。

落語は、生に限りますよ。

 

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