選挙活動、お疲れさまでした!SNSのこんな使い方してませんよね?
この記事は18分ぐらいで読めます♪読み応え十分!どうぞお付き合いください^^
どうして選挙活動は、あいかわらずなのか…
B’zの「あいかわらずなボクら」は、好きですよ。
こんにちは。
選挙結果が出る前に書き終えたい…
鈴の宿 登府屋旅館の遠藤直人です。
あらかじめお断りしておきますが、特定の候補者に対するクレームではありません、決して。
全体に対する「どうなんでしょ?」という提言です。
今日は、投票日。
米沢市では、ようやく市議会議員が決まります。
その前には、県議会議員選挙がありました。
統一地方選は、長いです。
もちろん、どちらもちゃんと投票しました。
そのなかで、いろいろと考えさせられたこと。
まず、ズバリといっちゃいます。
ゴメンナサイ。
選挙活動って…
ダサくないですか?
ご年配の方は、こんなもんだよ…と流せるのかもしれません。
私は、30代後半ということで決して若者代表ではないのもわかっています。
それでも思う。
選挙活動のダサい感が、ヤバすぎる。
今後、選挙権を引き下げるのなら、なおさら考えていただきたい。
10代や20代は、もっと思っているはずです。
なにがヤバいって、業界の常識が世間の非常識どころか、世間の迷惑になっているのにご本人たちが気づいていない…。
気づいているかもしれないが、やめられない。
それが、ヤバいです。
ダサいっていうのは、カッコ悪いっていう意味でもあるんですが、具体的にはこういう意味で使っています。
①技術的に古い
いろんな手法があるなか、なんでわざわざそれかなぁ…。
お金もかかるのに…。
と思うことが、しばしば。
葬式のときに弔電をいただいたはずなのに、なぜか故人の宛名でとどく総決起集会のハガキ。
今の技術をもってすれば、なんとかなるはずなんですが…。
②感覚的に古い
例えば、ハガキ、チラシ。
「わざわざお金かけて、やってるんです。やる気あるでしょ?」
と思わせたいのだとすれば、感覚的にどうかと。
③顧客(有権者)に響かない
最終日の選挙カーの絶叫調。
必死さをアピールしているのかもしれないですが、昨日よりうるさいと感じる方多数。
私がうがった見方をしているだけかと思いきや、ツイッターで「選挙カー」と検索してください。
本音がボロボロでてきます。
私のいう「ダサい感」は、そういう意味です。
有権者は敏感に感じている。
でも、あえて我慢している。
特に、最近流行りのSNSの使い方にいたっては、いよいよ雲行きが怪しくなります。
候補者が絶対にやってはいけないSNSの使い方
選挙期間中に絶対にやってはいけないSNSの使い方をご紹介します。
これは、法的にNGなのではなく、ユーザーから見てNG。
①選挙期間中にお友達申請やフォローをする
今回もたくさんいらっしゃいました。
選挙期間中の「いかにも」なフォローは、逆効果です。
「あー、私のことになんて興味ないくせに…選挙狙いだな。」
明らかにバレます。
本当にお友達になりたいなら、ちゃんと会ってから。
会わないにしても、選挙期間以外にならまだわかります。
②候補者本人以外が候補者名でツイートや投稿、いいねをする
「秘書がやったことです」の世界なのはわかるのですが、本人がやってないと本人が困るのがSNS。
もし、とある候補者が私の投稿に「いいね」してくれて、後日どこかでその候補者に会ったとき…。
「先日は、いいね、ありがとうございました。あの投稿のことなんですけど…」
その話題になったとしたら、話がかみあわなくなります。
使うなら、絶対に本人。
本人以外が使うと、後が大変です。
秘書なら、「秘書です」と秘書のアカウントで投稿すればいいことです。
③そもそも使ってない
使わないなら潔く使わなくてもいいのに…。
候補者のアカウントを見たら…
フォロー 2000人、
フォロワー 20人…。
「えー、使ってないじゃん…。」
とバレバレです。
有名な国会議員さんでもそういう方がいらっしゃいます。
普段づかいしないなら、無理してやらないほうがいいです。
逆にイメージ悪くなります。
また、普段使っているかどうかで、感じるのが感覚の差です。
インターネットの感覚が、「ホームページ+メール」で止まっている方と、「SNS」がわかる方に分けられます。
もしくは、「パソコン」で止まっている方と、「スマホ」がわかる方。
選挙でのSNS活用の話をすると、かみ合わなくなります。
ホームページの記事とフェイスブックの投稿をごっちゃに議論したり、キーワード検索とSNSでのシェアがごっちゃになったり…。
感覚の問題なので、使ってないとわからない。
まずは、ちゃんと使ってみて新たな感覚に触れていただきたいと思います。
選挙は、まつりであっていいのか?
「おどる阿呆に見る阿呆、同じ阿呆ならおどらにゃ損損♪」
そんなフレーズがありますが…。
強制的に見させられる阿呆ほど、損なものはありません。
よく選挙は「まつり」に例えられます。
活動する側は、「まつり」的な高揚感があるのかもしれません。
でも、有権者側からすると、どうなんでしょう。
まつりの行列に巻き込まれている感でも言いましょうか…。
日常を平穏に過ごすつもりが、渋滞にあってしまったとでも言いましょうか…。
有権者に関心がないからではないんです。
関心がある人にとっても、マイナスを感じるほど手法がダサすぎるんです。
ボランティアで応援なさるみなさんは素晴らしいですが、迷惑行為にならない方法を本気で考えた方がいい。
この乖離が、「ダサい感」の源になってます。
おまつりと自然渋滞くらい、かけはなれています。
目的が、「選挙で当選するため」なのはわかります。
が、「他の候補がやっているから」「こうすると票が入るらしいから」という活動が多い気がします。
なかでも、選挙カーは、もう限界だと思います。
例えば、名前の連呼。
名前を連呼を聞く有権者にとって、その意味とはなんなのか。
「子育てを応援します!」と走り去った後、泣き出す赤ちゃん。
土曜日のチェックイン時間帯にやけに増えた選挙カー。
「観光客を増やします!」
寛ぎにいらしたお客さまが、何度も何度も聞かされる温泉街。
市民のためという言いつつ、市民のためになっていない…。
ダサい感を脱するために
この「ダサい感」をなんとかできないか?
私なりに考えました。
①具体的な話をしましょう
名前の連呼よりは、コチラの方がまだましです。
あえて具体的な話をせず、幅広い人に対して顔と人柄で売るのが選挙なのかもしれません。
でも、もうキツイ。
「関心を持って!」というなら、具体的な話をしてほしいです。
「観光客を増やす!」なら、どうやって?
「子育てを応援する!」なら、どんなふうに?
有権者は、具体性を求めています。
②リアクションを受け取りましょう
選挙活動は、マスコミの広告に似ています。
お金をかけて一気に一瞬の一方通行。
一方通行ではなく、リアクションを受け取りましょう。
リアクションといっても、「手を振ってくれた」「握手に応じてくれた」というのではなく…。
例えば、戸別訪問。
「この度はよろしく!」で終わらせずに…。
「市政に対してお困りごとはないですか?」「もしかしたら、この制度が使えるかもしれません!」と政策課題を聞いたり、議員ならではのアドバイスをしたり。
「皆さんの声を政治に届けます!」というわりに、リアクションを受け取る場が少ない。
リアクションを受けとれば、必ず具体的な話になり、課題の調査にもなり、いいことづくめです。
③マイナスになるかもという感覚を持ちましょう
私が、フロントにいて、ピンポーンと呼ばれて、「お客さまかな…」とダッシュでいくと「〇〇(候補者)の母です。この度はよろしくお願いします。」というパターン。
そして、たいした話題があるわけでもなく、「どうかよろしく…」で去ってしまうという…。
一応、笑顔で対応していますけどね。
正直なところ、「誰やねん…」です。
候補者ご本人なら、まだわかる。
私の知り合いが、候補者を連れてくるのもまだわかる。
でも、身内って…。
わかるようで、わからない…。^^;
家族みんなで一丸として、がんばってるんです!
というメッセージなのかもしれませんが、パフォーマンス感が否めません。
もしかしたら、みんなやってるけど、これをするとマイナスになるかもしれないぞ。
みんながマイナスをやっているなか、自分がやらなければ、相対的にプラス。
そう考えていただきたい活動がけっこうあります。
すべては、企業活動にもつながります
実は、ココまで書いた話は、企業活動にもつながります。
「セールのときだけ、莫大な費用をかけて行う広告宣伝」
「漠然として、今ひとつ伝わらないテレビCM」
「相手の都合を考えずに訪問してくる営業マン」
「契約前は足しげく通うのに、買ったとたんになんのリアクションもなくなる営業マン」
選挙活動に似ています。^^;
もしかしたら、一回は売れるかもしれません。
でも、企業活動なら、最後はクレームになるでしょう。
政治家の方は、「常在戦場」とよくおっしゃいます。
本当に体現すると「お客さまとふだんから関係を築くこと」ですよね。
今までは、ツールがなく、マスコミ的な一方的アプローチしかできませんでした。でも、今は違います。
SNSがありますから。
選挙ほどSNSに向くものはない
私は、選挙ほどSNSに向くものはないと思います。
理由は、簡単。
選挙とは…
①「個人」が主役。
②「広がり」が大事。
③「つながり」が決め手。
これを活かせるのは、SNSだから。
では、どう使えばいいのか?
まず、時期が大事です。
米沢の市議会議員選挙を目指すなら、「明日から」本格的に使うべき。
つまり、選挙期間中ではなく、選挙が終わってから次の選挙までが勝負です。
では、どう使えばいいのか?
ここが問題です。
前述のとおり、使い方次第ではマイナスを積み重ねかねないのもまたSNSだからです。
操作方法ではなく、方向性が大事なのが、SNSです。
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まさかの…
最後に…
セミナー誘導。
こんなオチでした。笑
具体的なアイデアまで書きたいところですが、それは個別案件で。^^
先日のエクスマセミナーには、政治家を目指している方も参加されていました。
きっと今後は、SNSでの当選が増えていくでしょう。
次回の統一地方選のときには、「選挙カーに乗る人=ダサい人」みたいになっているかも。
今後の社会の変化も楽しみですね。
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