事業の後継者にこそ聞いてほしい。落語の奥深さ
この記事は5分ぐらいで読めます♪お付き合いください^^
志らく・こしら親子会に行ってきた
最強の師弟です。
3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。
少し前になりますが、立川志らく・こしら親子会に行ってきました。
親子会というのは、師匠と弟子の会という意味で、本当に血のつながった親子ではありません。
まれに、師匠と弟子が本当の親子の場合もありますが…。
志らく師匠は、「こしらにはできないような噺を…。」と「鰍沢」。
この師弟のやりとりも実に楽しい。
こしら師匠は、「干物箱」と「佃祭」。
季節感こそめちゃめちゃですが、干物箱が、佃祭りに繋がるという二部作のような構成。
おまけでトークコーナーがありまして。
新春にふさわしく、黒紋付が並びました。
そんな中で紅一点ならぬ橙一点。
オレンジ色の衣装なのは、こしら師匠のコスプレです。
楽しい一門会でした。
後継者目線で古典落語を考える
さて、落語は、後継者にこそ聞いてほしい。
なぜなら、経営のヒントがたくさん詰まっているからです。
それぞれのお噺の中にもありますが、大きいところで見てますと…。
落語は、「古典落語」と「新作落語」に分けられますが、通常は「古典落語=落語」です。
古典落語は、あらすじがほぼ一緒なのです。
落語というたった一人の人が正座のまま、全登場人物を演じ分けて、大道具も小道具もなく、使っていいのは扇子と手拭い。
限りなく違いを出しにくい芸能なのです。
それでいて、あらすじが同じものを演じる。
これって、商売に似ていませんか?
後継者は、先代の事業を引き継ぐ、大抵の事業は同業他社がいるものです。
旅館であれば、温泉があって、一泊二食。
このフォーマットは、古典落語のあらすじと一緒。
会社は違えど、同じようなことをしています。
それをわかった上で、後継者は引き継ぎます。
伝統芸能を継承するのに似ています。
その時、どうするか?
結論は、2つしかありません。
ストレートか、変化球。
先代の作った道をさらに極めていくのか?
先代とは違った道を生み出していくのか?
どちらがいいではなく、どちらを選ぶか。
落語は、あらすじが同じだからこそ、この違いを明確に見ることができます。
また、落語家さんによって、こんな磨き方か!とか、こんな変化か?と試行錯誤。
その工夫に感動します。
この工夫の仕方。
これぞ後継者に求められるものだと思います。
だから、落語を聴いていると、「うちももっと磨きたい」「うちももっと変わっていいんだな」と勇気づけられます。
特に、立川こしら師匠の噺は、その発想と変化球のキレ具合が抜群です。
落語界一の変化ではないでしょうか。
ぜひ生で体感していただきたいです。
そんなわけで落語会です。
今回は、2月22日。
落語だけでもOKですのでお気軽にお越しくださいね。^^
小野川温泉に【 本格貸切サウナ・貸切温泉 】登場!!
(下のバナーから紹介ページを開けます)
登府屋旅館は【 バリアフリーの温泉旅館 】
(下のバナーから紹介ページを開けます)