ツイッターで落語家さんとつながる!立川流日本橋亭でのキセキ
この記事は8分ぐらいで読めます♪読み応え十分!どうぞお付き合いください^^
開演前につながるキセキ
ファンレターもいいけど、ソーシャルもね。
こんにちは。
新たな落語の楽しみ方を発見した…
鈴の宿 登府屋旅館の遠藤直人です。
なんということでしょう!
劇的ビフォーアフタ―くらい劇的でした。
なんと、ツイッターで舞台に上がる前の落語家のみなさんとやりとりしちゃいました。
まずは、ことの顛末を。
新日本橋にある「お江戸日本橋亭」に行ってきました。
寄席(よせ)です。
この日は、「立川流日本橋亭」と題して、立川流の方々だけが話します。
落語には、いろんな流派があり、通常の寄席ではいろんな流派の方がでてくるんですが、この日は、立川流のみの公演。
さっそく、ホームページで誰が出るかをチェックしました。
次に、ツイッターでその日に話す落語家さんをフォローしました。
すると…、その落語家さんにフォローしていただきました。
立川こしら師匠です。
そこで、「明日、伺います!楽しみにしています。」とツイートしました。
芸能人のツイッターアカウントは、マネージャーさんが管理していることもありますし、有名人なので返事など期待せずにごあいさつのつもりでツイートしました。
すると、「お待ちしています。」という旨のお返事をいただきました。
一連のやりとりは、ツイッターでオープンでやっていますので、ご覧いただけます。
よろしければ、ついでにフォローお願いします。^^
当日、寄席に到着したので、立川談慶さんの著書「落語力」を持って玄関前で撮った写真とともに…「着きました!お待ちしています。」とツイートを返しました。
すると、写真の「お!名著!」につながったというわけです。
やりとりの流れは、ツイッターをご覧ください。
今までではありえないことが起こるのがソーシャルメディア
「みなさんねぇ。演者のわたしがいるから、みなさんは観客として成立しているんですよ。
お客だけ集まっても、演者がでてこなきゃ、観客じゃない。」
その核心を突いたのは、家元である立川談志師匠です。
今までなら、どんなに落語が好きでも落語家さんと観客が、リアルタイムにやりとりするなんてできませんでした。
落語家さんは、初めて来た観客のプロフィールなんて知りません。
落語会が終わって、帰った後も知りません。
熱心なお客さんが、出口で待って(出待ち)、ファンレターを渡した瞬間に「あ、こういう名前の人が来たんだな。」とわかる。
そのくらい、雲の上の存在。
ところが…
ツイッターやフェイスブックのおかげで、事前につながることができるのです。
楽屋にいる落語家さんの間で
「なんか今日、山形の温泉旅館の若ダンナが見に来てますよ。」
「じゃあ、若旦那が出てくる話でもやるか…。」
と話したかどうか知りませんが、その日の演目の一つ「湯屋番」は、まさに遊び人の若旦那が銭湯の番台に座る話でした。
さらに、公演が終わった後には、「ありがとうございました!」とお礼までいただいちゃいました。
感動です!
談慶師匠、こしら師匠、ありがとうございました。
ウソだと思ったら、こちらをご覧ください。
旅館でも同じことが起こる
ホームページがなかった時代。
1995年以前。
旅館の女将、スタッフ、若旦那の顔をお客さまが事前に知ることは、できませんでした。
チェックインのときの「いらっしゃいませ!」で初めて、「あ、この人もしかして若旦那かな。」となります。
その後、ホームページが出てきて、スタッフの顔を事前にお知らせすることができるようになりました。
すると、「いらっしゃいませ!」という前にお客さまは、「あ、ホームページにでてた若旦那だ」とわかります。
でも、宿側はお客様のことはわかりません。
宿帳に名前をいただいてはじめて、「あ、〇〇さまですね。」と思うわけです。
それが…
ソーシャルメディアができてからというもの…
「いらっしゃいませ!」も「宿帳の記帳」もする前に、顔を見合わせた瞬間…
「〇〇様ですね。」
「若旦那さんですね。」
ができるようになりました。
この進化、お分かりいただけますでしょうか?
宿の社長や女将と事前にやりとりできるんです。
お客様にとって、実にメリットがあるお話なんですよ。
実際、私のフェイスブックには、お客さまからの予約が入ります。
メッセージで。
ホームページがちゃんとあって、入力フォームから予約すれば、できるのに、わざわざメッセージで。
「いつですか?」
「○月○日です。」
「何名様ですか?」
「○名です。」
「大丈夫です。予約できます。」
という、やりとりの回数が多く、手間がかかるのに、わざわざメッセージで。
なぜ、お客さまは、わざわざ面倒なやりとりをして予約するのでしょう?
そこに現代のビジネスの大きなヒントがありますよね。
答えは、あえて書きませんが。笑
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