三冠獲得!登府屋旅館がやけに受賞できたワケ
この記事は8分ぐらいで読めます♪読み応え十分!どうぞお付き合いください^^
1年間で3つの受賞
できすぎです。
3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。
平成が令和に変わった2019年。
登府屋旅館にとっては、受賞イヤーでした。
これまで取り組んできた二大テーマ「バリアフリー」と「落語」を様々な場で評価していただきました。
改めて、振り返ります。
人に優しい地域の宿づくり賞・最高賞
まずは、6月5日。
全国の旅館が加盟する団体「全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)」の全国大会にて。
単独の旅館としては、最高賞である「全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会会長賞」をいただきました。
業界についてよく知る同業者による厳しい審査が行われる賞なので、とてもうれしかったです。
「バリアフリーで温泉と落語を楽しめる宿」として、車いすユーザーでもラクラクな点を評価いただきました。
山形新聞の記事↓
登府屋旅館(米沢)が最高賞 全旅連主催・人に優しい地域の宿づくり
タップアワード優秀賞
続いて、10月31日。
株式会社タップによるホテル・旅館全般に関わる、優れたアイディア・事例・提言などの論文の賞です。
論文というと大袈裟ですが、A4で10枚ほど提出させていただきました。
論文の全文がこちら。
なんと、この論文は、1月22日発売の「月刊ホテル旅館(柴田書店)」の2月号に全文掲載されます。
拙い文章なのにありがたいっす。
米沢品質アワード
なんと、「タップアワード」と同じ日にいただいたのが「米沢品質アワード」。
ダブル受賞でした。
どうして三冠?!10年前の登府屋旅館との大きな違い
受賞は時の運も大きくありますが、ひとつだけ言えるのは「自分たちの価値を見つけ、伝えた」ことが大きな要因だったと思います。
10年前、旅館のキャッチコピーの欄に私は考えに考えた末、こう書いていました。
最高ランクA5米沢牛と源泉100%掛け流しの温泉の宿。
当時のキャッチコピー。
本当に考えに考えて、これ以上ないと思って、あらゆるところに書いていました。
ところが、ある日、気づきました。
「A5ランクの米沢牛」…小野川温泉のすべての宿で食べられるし、小野川温泉に来なくても駅前でも食べられる。
「源泉100%掛け流しの温泉」…小野川温泉のすべての宿が、源泉100%掛け流し。
つまり、ウリだと思っていたものは、小野川温泉の13軒の宿ならどこも同じでした。
そして、改めて、じゃあ、ウチのウリってなんだろう?
何で役になったり、必要になってもらって、泊まっていただくんだろう。
と考えるようになり、「バリアフリー」に行きつきました。
きっかけは、たまたま廊下で話していたお客様の会話。
ご年配の女性がお二人でお話ししていました。
「この旅館はいいねぇ。」
なんというのか、聞き耳を立てていたら…
「エレベーターの前がお風呂で。」
めんくらいました。
料理とか、泉質じゃないの?と。
自分では、絶対に気づけない価値を教えてもらい、よくよく考えてみると世の中の宿はバリアフリーが少ない。
それでは、ということでバリアフリー化を進めました。
車椅子でもラクラク。バリアフリーの宿。
新たなコンセプトのもと、徐々に車椅子のお客様も増えてきました。
が、ふと思いました。
バリアフリーって、ハードだよね。
ハードは新しい方が絶対にいいよね。
世の中がバリアフリーに気づきはじめたら、後発に負けるよね。
バリアフリーは、単なる機能。
機能だけでは、最新機種に負けてしまいます。
そこで、どうやったら他の宿も真似しない、真似しようとも思わない宿にできるかを考えた末に行きついたのが…。
自分の好きなことを入れ込むことでした。
車椅子でも楽しめるし、私は好きだけど他人はそこまで前のめりにならないテーマ。
それが、落語でした。
落語は、聴覚障がいの方以外は、ほとんどの方が老若男女、楽しめます。
車椅子でもラクラク。バリアフリー温泉と落語を楽しめる宿。
実は、紆余曲折の末、10年かかってできたのが、このキャッチコピーなのです。
そして、10年前の2009年。
初めて出会ったのが「エクスマ」でした。
藤村正宏先生のエクスペリエンスマーケティングのセミナーを初めて聞いたのが、2009年2月16日。
それから宿の価値の方向性や伝え方を教わってきました。
実は、今年は、私にとってのエクスマ10周年。
3つの賞で評価いただけたのは、この10年間、エクスマで教わってきたことが形になってきた結果かと。
藤村先生、ありがとうございました。
エクスマを続けて思うのは、どうしても経営者は商売目線になりがちです。
そこをお客様目線で、どうやってお客様に喜んでいただく価値を作り、伝えられるかだと思っています。
これまでやってきた方向性は、間違っていないと改めて確信できましたので引き続き磨きつつ、新たな可能性にもまた挑戦していきたいと思います。
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