立川吉笑さんの「現在落語論」。落語は漫才のような道をたどってしまうのか?

この記事は8分ぐらいで読めます♪読み応え十分!どうぞお付き合いください^^

家元が29歳で書いた衝撃作「現代落語論」

29ですからね…。

こんにちは。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅をお手伝いしています。
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

「現代落語論」。

落語立川流の家元・立川談志師匠が29歳で書いた、衝撃作です。

当時の落語への提言あり、「落語とは業の肯定」という伝説のフレーズあり。
落語界にも落語化にも多大なる影響を与えた一冊。

…のパクリ?

と思われるような衝撃のタイトル「現在落語論」。

 

現在落語論・現代落語論

左が『現代落語論』・右が『現在落語論』

 

さすが、立川流。
書いたのは、立川吉笑さん。

深夜番組「噺家が闇夜でコソコソ」で大喜利のメンバーだったお1人です。

立川談笑師匠の一番弟子。
若手のホープです。

談志師匠が「現代落語論」で行った問題提起。
「落語が『能』と同じような道をたどりそうなのは、たしかである。」

落語には、「伝統性」と「大衆性」がある。
当時の落語界は、閉塞的で、このままだと「伝統性」だけが残って、大衆から見放され、一部のマニア向けになっちゃうよ。
と警鐘を鳴らしました。

時がたち、談志師匠はじめ、たくさんの落語家さんの努力により、能のようにはならずに現在に至っています。

しかし、ここで吉笑さんは、警鐘を鳴らします。

「落語が『漫才』と同じような道をたどりそうなのは、たしかである。」

ん?
能でなくて?
漫才?

大衆性は手に入れ、大衆も味方につけた「落語」。
しかし、今度は、「伝統性が危機に瀕していくのではないか?」
という問題提起です。

かつて、漫才は、師匠のもとに入門し、身につけていくものでした。
あのビートたけしさんにもちゃんと師匠がいらっしゃいます。
漫才ではないですが、明石家さんまさんも師匠に入門しました。

ところが、NSCという養成所ができ、第一期生のダウンタウンが売れに売れて、師匠に入門する形は、珍しくなってしまいました。

ほんの数十年前とガラッと変わった漫才界。
もはや、師匠について学ぶ徒弟制度の時代に戻ることは不可能でしょう。

それがいいのか、悪いのかは、別として。
流れ的にもう無理。

いまだ徒弟制度がきちんと残る落語界。

今後、場合によっては、徒弟制度が崩壊し、伝統が失われてしまうのではないか?

そんな危うさを感じておられます。

リスクとして「供給過多」「外部参入」をあげています。

落語ユーザーに対して、落語家が増えてきており、落語界も寄席だけだった時代から自主興行を打てるようになった。
寄席をでて、自主興行を打つようになったのは、立川談志師匠からです。

いろんな場所で落語界が開催され、お客様の数が少ない「供給過多」。

そして、純粋な落語家ではなく、テレビで売れたお笑い芸人や俳優が、落語会を行う「外部参入」。
テレビで顔が売れている分、集客も成り立ちやすく、純粋な落語が失われていくのではないか…。

そんな警鐘。

解決策のひとつに上げておられるのが、「地方へのエリア拡大」

吉笑さんは、二ツ目ですが、全国ツアーを開催しました。

そんな風に全国g各地に出かけて、落語を知らない人、生で聞いたことがない人にどんどん広める。
供給過多は、解消されていきます。
外部参入の付け焼刃ではできない芸を広めていく。

まさに、当館がやっている「落語会・寄席どうふ」のようなものです。

米沢という地方都市、山形でも、仙台でもなく、米沢。
しかも、ホールでもなく、温泉旅館の宴会場。

そこに落語家さんをお呼びし、ホンモノのライブに触れていただく。

 

立川流は「前代未聞メーカー」であるべき

吉笑さんのモットーです。

立川流は「前代未聞メーカー」であるべき

 

・演者にキャラ付けをして、大喜利をテレビにした番組を作った

・「笑点」の初代司会者

・常設の寄席ではない会場で落語会を定着させた

・寄席がないのに弟子を育てた

・落語家なのに本を書き、売れた

いずれも、前代未聞だった出来事ばかり。
そして、それをなしたのが、立川談志師匠でした。

立川流=前代未聞。

「なんでするの?」

「できっこない!」

「ありえない!」

当時はそう思ったことが、いつの間にかスタンダードに。
今年で笑点は、50周年。
落語を聞いたことがない人はいても、大喜利を見たことない人はいないでしょう。

そんな「前代未聞」を作っていく、それが立川流。

そして、立川流の新たな1ページとなるのが、こちら。

住み込みます落語家・立川仮面女子の落語一席プラン

前座の落語家が、旅館に住み込みで修業。

「なんでするの?」

「できっこない!」

「ありえない!」

でも、「立川流の落語家さんですよ」といえば、「なら、しかたない。」

明日からいよいよ立川仮面女子さんがいらっしゃいます。
立川こしら師匠の1番弟子を雪の小野川温泉が、お待ちしています。

応援してくださる方は、2日までぜひお越しくださいね。^^

 

小野川温泉で【 本物の蛍(ほたる)鑑賞 】のご案内
(下のバナーから紹介ページを開けます)

登府屋旅館は【 バリアフリーの温泉旅館 】
(下のバナーから紹介ページを開けます)

関連記事