旅館ブログ

本当は奥深い熱燗。ただいま勉強中。

20views

熱燗の美味しい季節の疑問

ふと思いました。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

熱燗は、まだまだノビシロがあるんじゃないだろうか?

熱燗といえば、最近あまり見かけません。
まだ、お好きな方もいらっしゃいますが、今では、ビールが主流になってしまいました。

私が子どもの頃は、お酒の王道。

「お銚子10本!」
熱燗の徳利が、お盆に乗せられ次々と運ばれる時代がありました。

厨房では、酒燗マシーンが、生ビールサーバーのごとく次々とお銚子を生み出していきます。
お酒は熱々。
中身は、本醸造。
当時の言葉で言えば、二級酒。

古き良き時代。
真っ赤になってお酒の匂いがプンプンする、いわゆる酔っ払いがフラフラしてました。

今は、もうそんな飲み方をなさるお客様はめっきり減ってしまいました。
だから、熱燗マシンもなくなりましたし、大量の徳利も必要なくなりました。

熱燗は、美味しくないから、なくなったのか?

そんなことはないはず!
きっと、今までにない飲み方ができるはず。

ってことで、ただいま研究中です。

熱燗向きのお酒達

大量生産の熱燗マシンは、効率がいい反面、温度が高すぎ、せっかくの酒の味が飛んでしまっていました。

そこで、もっと個人的に熱燗を楽しめるような熱燗マシンをゲット。
お酒もチョイスしていただき、教科書とともに勉強しています。

私が、こう思うようになったきっかけは、尾瀬あきらさんの「蔵人(クロード)」という漫画を読んでです。

熱燗が飲みたくなる人情酒漫画

熱燗って、奥深い!
ぜひこれを宿でも。

おっと、その前に自分が体感しないとっ!

というわけで、ヨナヨナ研究しています。

試してみると、ビックリします。

常温で飲むのと、熱燗で飲むのとでは、全然味わいが変わります。
特に今回のお酒は、熱燗向きのお酒を選んでいただいたので、熱燗にしてからの「ほんわり感」がスゴイ。

今まで、熱燗といえば、特有のあのツンとした感じが苦手で敬遠してきました。
ところが、それがなくて、まろやか。
お料理にも合います。

この熱燗にしていい感じなることを「燗あがり」というそうです。
まさに燗あがりオールスターズ。

まずは、しっかり研究してお客様にもお出しできるようにしていきたいと思います。

どういう出し方をするか、目下研究中ですのでお楽しみにお待ちください。

そして、私の燗酒の先生がこちら。
太田きょうじゅ(燗酒好きなカピバラさん)

熱燗教授、太田先生です。
太田先生は、お酒の知識はもちろん、漫画の知識も豊富なので教科書となる漫画も教えてくださいました。

本業は、お酒屋さん。
気になるお酒があったら、お願いしてみてください。

そんなわけで、熱燗の旅、超楽しいです。^^

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。