真打トライアル!らく次・志らべ”先に”真打になるのはどっちだ!?

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観客が決めるガチの勝負「真打トライアル」

一発勝負のガチ!でした。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

昨日は、どうしても生で見たくて、立川志らべさんとらく次さんの「真打トライアル」に行ってきました。

実は、私の同志・静岡の杉山雅一さんの従兄弟が志らべさん。
そのご縁もあって、どうしても生で見てみたかったのです。

杉山さんのご親戚一同は、大型バスで応援ツアーを組む熱の入れようです。
志らべさんの一生がかかる大勝負なので、当然ですよね。

志らべさん と らく次さんのお二人は同日入門。
この同日入門にするあたりにも、志らく師匠の愛を感じます。

なんか、生涯のライバル関係が、入門の日にすでに決まっていたような。

お二人は昨年から、真打になるべく観客が投票する落語会を開催し、すでに真打昇進が内定しました。

昨日は、どちらが先になるか?が決まる勝負。

「観客としては、どっちでもいいじゃん」と思います。
「真打かどうかが大事でしょ」と。

でも、そうじゃないらしい。
落語界には、「香盤(こうばん)」といって真打になった順番が、生涯変わらぬ序列になります。

例えば、志ん朝、円楽、談志。
この3人は、一生この順でした。

なので、先に真打になれるかが大事。

それをこの日の観客の投票のみの一発勝負で決めようという大胆な話です。
師匠の票は10票とか、そういうの一切なし。
観客のみでした。

観客には投票用紙が!

結果、
志らべさん 208票
らく次さん 236票
白票 5票。

らく次さんが、先!
になりました。

さすがは立川流。
ガチ中のガチ。

あの空気感、独特でした。

志らく師匠が演じた「シネマ落語」

お二人一席ずつやって、投票。

休憩を挟んで、志らく師匠のシネマ落語「天国から来たチャンピオン」がありました。
圧巻でした。

シネマ落語は、初めて拝見しました。

予習として、映画「天国から来たチャンピオン」を見てから行きました。

シネマ落語とは、ストーリーのベースとなるのは、原作の映画。
設定を江戸時代に変えて、落語として演じます。

映画では、アメフトのプロ選手が、車にひかれて急死。
生まれ変わって、大富豪となり、アメフトの全国大会に別人として出ます。

落語では、花火師が、早馬に蹴られて急死。
生まれ変わって、呉服屋となり、花火の大会で見事な花火を打ち上げます。

設定が違っても、演じるテーマは、同じ。

映画の伝えたいテーマを汲み取り、落語に再構成して、表現する。

感動作でした。
クライマックスのシーンは、もう圧巻。

映画のシーンも思い出され、2つの映像が脳内で行ったり来たり。
より楽しめました。

映画で大方のストーリーを知っているし、伏線もあって、最後のセリフはきっとこういうんだろうなというのがわかっててもなお、感動。

スゴい落語でした。
また見たいです。
映画もまた見たい。

そんなわけで、真打トライアル。
いずれは、立川かしめさんが「二つ目」に上がる際にはなにかやることでしょう。
今回は、その予習の意味でも、現場の雰囲気を見てきました。

その時もしっかり応援したいと思います。

「天国から来たチャンピオン」の余韻がやばいっす。^^

 

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