勝手に地方のシティ情報誌の未来を考えてみる

この記事は10分ぐらいで読めます♪読み応え十分!どうぞお付き合いください^^

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東日本のシティ情報誌の皆さんが集結!

シティ情報誌、大好きです。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

シティ情報誌の皆様が会議でご利用くださいました。

シティ情報誌といえば、山形なら「Zero☆23」、福島なら「CJ」、宮城なら「S-Style」、新潟なら「月刊にいがた」と様々ございます。
各地で自然発生的にできたそうですが、どの県にもあるんですね。

今では、そのネットワークができ、一緒に勉強会を開催したりしているそうです。

東日本のほとんどの情報誌が集まりました

一番お世話になった大学時代

わたしにとって、一番お世話になったのは、大学時代。
94年から98年ごろ。

まだインターネット黎明期ですから、情報誌に掲載いただくのは、価値が大きかったです。
当時は、大学祭の実行委員会をしていましたので、大学祭の情報などをかなり載せていただきました。

大学時代のCJ

久しぶりにページをめくったら、20年でだいぶ変わってますね。
女性のファッションが、明らかに違う。
女性は、時代を映す鏡だと実感しました。

この記事も衝撃でした

ITも時代を映しますね。
FMVに一太郎。
そして、プロバイダ。
今や、通じない言葉ばかりです。

そして、山形に戻ってきてからの最大のつながりが、こちら。

ZERO 23の読者イベント。好きと仕事がつながった見事な落語会

立川こしら&笑福亭笑助の2人会を主催していただきました。
わたしも仲介役として、少しだけお手伝いしました。

20年前と比べると作りも豪華

そんな中で、ちょっとお話ししてくださいということで、10分ほどフリートークさせていただきました。

軽くお話しさせていただきました

勝手にシティ情報誌の未来を考える

シティ情報誌のような存在は、実は地方で唯一無二でした。

新聞とも違う。
市報とも違う。

地域情報がまとまった雑誌のような紙媒体。

かつては、ライバルらしいライバルがいなかった。
それが、フリーペーパーやインターネット、SNSが立場を脅かします。

特に、フェイスブックやインスタグラムは、新店舗オープンとお客様の声がセットで伝わってくるようなもの。情報誌が一番得意な最新情報で遅れをとりがちです。

スピードでないなら、情報の質ということで、「特集」に力を入れます。
取材力と編集力と営業力で勝負。

そして生まれたのが、パスポート本。
ランチパスポートやラーメンパスポートなど、本を持ってお店に行けば、特典が受けられてお得。

我々も湯めぐりパスポートで、お世話になっております。

特徴は、千円程度の商品を扱うお店がまとまり、割引サービスを受けられること。
ラーメンも、ランチも、日帰り入浴もこれにピッタリ。

そして、いずれも商圏がせまいので、シティ情報誌の扱う県「内」情報としてピッタリ。
これが、宿泊となるとちょっと商圏が広いので、自分の県よりは隣県の方が知りたかったりしますから。

パスポート本、当たってます。

ラーメンもランチも日帰り入浴もよく使われています。
これはこれで、当たりとして次はどうなのか、勝手に考えてみました。

これからのシティ情報誌に求められるもの

シティ情報誌の存在意義は、楽しい情報が載っていること。
それに価値を見出した人が、お金を出して本を買う。

美容室やカフェのような場所で置く本としてもちょうどいいものでした。

それが今や、スマホでわかってしまいます。
SNSで勝手に流れてきてしまいます。

もう「楽しい情報」だけでは、厳しそうです。

そこで僭越ながら3つのご提案。

県境をまたいでみる

行政も、マスコミも、県をまたぐと途端にテンションが下がります。
事業も情報も県境で切れてしまいます。

しかし、お客様は、県をまたいで移動しています。

るるぶなどの雑誌も県ごとに作られています。
福島の飯坂温泉に泊まったお客様が、福島の情報誌を読んで旅をして帰ります。
車で20分の米沢で米沢牛を食べられるのを知らずに。

県またぎができれば、広告の営業先も県をまたげるので、より多くの広告収入を得られます。
まだ、定着している県またぎがないので、チャンスです。

記者にキャラを持たせる

一番お金をかけずにできるのが、これ。

取材して編集している記者さんにスターになってもらう。
その方の好きなことを前面に出して、読者を巻き込む。
SNSを最大限活用して、読者とつながり、プロセスを伝える。

あの人と同じ店に行ってみたい。
あの人と同じオーダーをしてみたい。
あの人がプロデュースしたグッズを買ってみたい。

すでに福島で近いことをなさっていました。

CJの誇る肉食女子代表の記者

お肉を扱うレストランなら、この記者に来てもらって書いてほしいと思うはずですから。

イベントを仕掛ける側になる

楽しい情報を載せる、ではなく、楽しいことを生み出す。
シティ情報「誌」製作ではなく、シティ情報そのものを製作してもいい。

前述の肉食女子代表と食べる「肉ざんまいイベント」とか。
歴女記者と巡る「歴史マニア以外全然楽しくないイベント」とか。
ラーメン記者が土下座してできた「一日限定!ミニラーメンはしごイベント」とか。

記者の個性でイベントを仕掛ける。
媒体はあるので、まずやってみる。
当たったら、定期的にやってみる。
集客できるようになったら、お店に持ちかける。

実は、紙媒体を作る力というのは、イベント実施の際にとても役に立ちます。
そこを自前でできるのが、すごい。

ZERO 23の読者イベント。好きと仕事がつながった見事な落語会

この落語会で配られた小冊子は、感動しましたから。
「紙が作れるっていいなぁ」と嫉妬しました。

それを地域内のリアル店舗に体験させてあげる。

「うちでイベントやってもらって、こんなにいい感じで仕上げてもらって、ちゃんと売上まで。」

「場」を作れる存在になれば、あとはテーマを変えるだけ。
観光でも、婚活でも、ランチでも、ディナーでも、なんでもできます。

そもそもシティ情報誌を持っているので、元ネタも営業先もあるし、ここですべてが生きてきます。

という勝手な妄想をしてしまった、大変盛り上がった会議でした。

本当に勝手なことを申し上げましたが、紙ならでは、地域ならではについて新たな価値を感じました。
ありがとうございました。^^

長丁場の会議、おつかれさまでした!

 

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