渋谷の落語フェス「立川流ダブル親子会」
この記事は7分ぐらいで読めます♪読み応え十分!どうぞお付き合いください^^
渋谷で行われる落語フェス「渋谷に福きたる」
こんなこといいな♪
できたら、いいな♪
3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。
渋谷に行ってまいりました。
音楽のフェスは数あれど、数少ない落語のフェス。
その1つ「渋谷に福来たる」。
2日間、豪華ゲストで立て続けに落語が行われます。
一日中やっている寄席のようですが、基本的には2〜4人1組で2時間のステージ。
テーマに基づき、8公演ありました。
今回、2つの公演を拝見しました。
1つ目が、立川流ダブル親子会。
親子会とは、師匠と弟子の会です。
立川談笑師匠と一番弟子の立川吉笑さん。
立川志らく師匠と惣領弟子の立川こしら師匠。
【渋谷に福来たるSP2017】立川流W親子会終了。自由自在な一門の色がよくでた楽しい会となりました。ご来場ありがとうございました。 #立川志らく #立川談笑 #立川こしら #立川吉笑 pic.twitter.com/XuWPVwYjfZ
— SMDR落語レーベル来福 (@Raifuku_Label) 2017年4月2日
ちなみに、こしら師匠の一番弟子が、立川かしめさん。
立川吉笑 「一人相撲」
吉笑さんが、ツイッターで「朝起きて、流れが良かったら【一人相撲】、そうでなかったら【道灌】をやります」とおっしゃっていたので、一人相撲を聞いてみたいなと思っていました。
すると、見事、「一人相撲」。
面白かったです。
全編、関西弁なので、上方の古典落語っぽいんですが、吉笑さんの作だそうです。
大阪に住む相撲好きの若旦那のために番頭が気を利かせ、店のものを江戸に走らせ、千秋楽の結末を報告させるというお話。
携帯もネットもテレビもない時代ならでは。
行事にまつわる細かい描写が、面白かったです。
さすが吉笑さん。
だんだんこちらが若旦那の気持ちになってきて、相撲の結果が気になって仕方ありませんでした。
立川談笑 「片棒・改」
自分の葬儀を3人の息子は、どうしてくれるのか?
「終活」のシミュレーションのような古典落語ですが、談笑師匠にかかれば、全く違う話に変わっていきます。
骨格だけは、残して全く違う形に仕上げるあたりは、もう劇的ビフォーアフター。
この日一番ブラックだったマクラも最高でした。
竹島と尖閣諸島をいかに両国が納得する形で円満解決するか?
独自の視点で、面白かったです。
高座から飛びだして、降りちゃったり、話の中身だけでなく、アクションも動きまくっていました。
立川こしら 「すもも鬼太郎」
我らが、こしら師匠。
落語会の異端である立川流の中の異端児というオンリーワンの位置で登場。
ずっと気になっていた「すもも鬼太郎」が聞けました。
まくらから落語に入るのに、普通はスッと入るんですが、「桃太郎みたいなやつ」とタイトルコールして入る独特のスタイル。
着物の色も相まって面食らった人が多いかと。
「すもも鬼太郎」は、古典のような新作。
桃太郎の続編として、ありえそうで面白い。
やっぱり師匠は、すごい!!
再認識しました。
大舞台でもこしら師匠はこしらイズムが、ほとばしっていました。
立川志らく 「鉄拐」
「うまくやろうと思えば、できるんですよ。柳田格之進とか。」
古典の落語らしい落語もできるけど、今日は、前の流れに合わせて変わったのやるよ、とばかりに演目は、「鉄拐」。
たくさんある落語の中で、唯一、中国が舞台の噺。
パーティーの余興の話なので、途中、無茶苦茶な出し物が見れて幸せでした。
さだまさしの「防人の歌」のメロディで「芝浜」とか、もう最高。
師匠の一人余興大会みたいで、たくさんの芸を見せていただき、楽しかったです。
また、「鉄拐」を見ながら、談志師匠を思い出してしまって、どこがとは言えないんですが、それもまた良かった。
ダブル親子会を見ながら、その大師匠である家元を感じてしまいました。
古典とは、対極にあるような演目ばかりでしたが、振れ幅のある落語の奥深さがわかりました。
改めて、立川流が好き。
間違いなく、私は、落語が好きというより、立川流が好きなんだなと思った2時間でした。
来年も、行きたい!
そして、立川こしら師匠を6月11日にお呼びいたします。
こしらワールドを米沢でお楽しみください。
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