経営者こそに聞いてほしい「落語」。噺の構造とは?

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経営者に聞いてほしい「落語」

落語は、気づきの宝庫。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

経営者と落語。
実は、経営者の落語好きは、けっこう多いです。

当然といえば、当然。

だって、経営者は人前で話したり、誰かに口頭で伝えることが多いですから。

「もっと上手に話すには…、もっとちゃんと伝えるには…あ、落語でも聞いてみよう。」
という具合。

落語を聴くときには、言葉選びや、ちょっとしたギャグなど、細かいところもいいですが、経営者の方に聞いていただきたいのは、ここです。

扇子と手ぬぐいだけですべてを表現する「落語」

落語でわかる話の構造

話の構造です。

構造というと難しそうですが、要は「作り」。

古典落語は、長い年月の中で無駄を削ぎ落とされ、見事な構造を持っています。
その点、私も含め、素人の話は支離滅裂になったりするもの。

建物で言えば、五重の塔のような建物が見事に立っているのか?
建物の部品が散らかっているような状態なのか?

古典落語は、話の構造が見事です。

有名な話、「時そば」で考えみてみましょう。

「時そば」の構造

落語など、日本の伝統芸能は、たいてい「序破急」という3つのパートに別れています。

序 … 話の導入部分。落語でいうマクラ。

破…話の展開部分。メインストーリー。

急…下げ(落ち)に向けた最後の流れ。

そんなわけで、「時そば」の場合。

「落語・ザ・ムービー」で解説してみます。

春風亭一之輔師匠の「時そば」

まず、マクラ。

この動画の場合は、濱田岳さんの演じる現代劇の蕎麦屋のシーンがすでに「マクラ」です。
ですから、寄席の春風亭一之輔さんは、ほとんどマクラなしにスッと話に入っています。

メインストーリーの構造。
この「時そば」の場合には、大きく2つに別れています。

前半は、そばの値段をごまかす男が出てくるシーン。
後半は、真似しようとして、ことごとく失敗する男のシーン。

下げ(落ち)。
最後にお金を出して数えようとするあたりから下げへと入っていきます。

こうやって、見ると序破急の中にも
序…マクラ
破①…成功例
破②…失敗例
急…大失敗

という構造になっています。

経営者の方も、自分のお話を作るときにこんな風に構造を考えてみると、より伝わる話になりますよ。
私も精進しないと。^^

 

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