本当は怖い「自由」。みんな自由になりたくない?!

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本当に「自由」ですか?

「自由」って、いいの?悪いの?

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

自由。

海外では、デモをして命をかけてまで・・・
「自由」を得る。

抑圧状態の国にとって「自由」は、かけがえのないものです。

さて、日本はどうでしょう?

日本は、自由な国?
あなたは、自由?

たしかに、日本は自由な国です。
でも、国民はというと、意外と自由を経験していないと思います。

私、40歳。
戦後も戦後、団塊ジュニアの世代です。

生まれた時から、国のシステムは、ガッチリできてました。

「はい、明日から幼稚園だよ。」
「バスに乗って、毎日、幼稚園に行くんだよ。」

「ピカピカの一年生だ!入学おめでとう。」
「土日は、お休みだよ。」

「いよいよ、中学生だね。」
「明日からは夏休みです。」
「そろそろ高校受験だね。」

「おめでとう!高校に合格したね。」
「大学受験が、始まるよ。」

「大学に入ったら、ひとり暮らし。」
「そろそろ就職活動かな。」
「新入社員諸君、明日から週休2日で働いてもらいます。」

という具合で、味わう自由。

きちんと敷かれたレールの上で味わう「自由」。
目的地が決まった電車の中の、食堂車でのひとときのような自由。

例えば、土日のお休み。
例えば、夏休み。
例えば、昼休みの休憩時間。

実は、私たちの「自由」って、そんな感じじゃないでしょうか?
制限つきの「自由」。

それって、本当に「自由」なの?と思う反面、
私は、「自由」を「恐ろしい!」と思ったことがあります。

自由を恐ろしいと思ったのは…
20代後半、仕事先を辞め、オーストラリアにワーキングホリデーに行ったとき。

オーストラリア

画像ちっちゃいですが、奧の方にいます

前述の会話のように、それまでずっと受けていた「ゆるやかな束縛」。
「学校」や「会社」。

束縛の存在に初めて気づき、初めて抜け出し、自分自身ですべて決める。

やってもいい!
やらなくてもいい!

決して、壮大な話ではなく、日常生活レベルでです…。

起きて何かしてもいい!
寝ててもいい!

全て自由。

仕事を探して働いてもいい!
働かなくてもいい!

「自由、コワ…。明日からどうしよう。」

自ら選んだわりには、けっこうビビりました。

で、結局落ち着いたのは、「やりたいことをやる!」
その一点。

当たり前といえば、当たり前です。

ですから、オーストラリアでは、やりたいことをやりました。

仕事辞めて海外に行けば「自由」ってわけでもない

最近は、ワーキングホリデーもビジネス化してきています。

だから、海外に行くのが自由ってわけでもありません。

日本にいながらにして、すべてを決めて、決まりきった長期旅行のように過ごすこともできてしまいます。

どの学校に行くか?
どこでホームステイするか?
どのホテルに滞在するか?

すべて決めてから旅立つことができます。

それって、「自由」じゃない…。
日本人には、そのほうが安心かもしれませんが、制限された自由を海外で過ごすだけです。

私の場合、とりあえず現地に行って、いくつか学校を見学して、決めました。
無鉄砲というか、無計画というか。

でも、なんとかなりました。

ホームステイ先も見つかり、学校も決め、アルバイトも見つけました。
慣れてきたら、プランテーション(農場)で働きながら、各地を放浪しました。

とりあえず、リセット。
そしていろいろやってみました。

今の日本は、システムがよくできています。
システムが良すぎるから、そのうえで人生が進む感じです。

誕生 → 就学 → 就職 … といった具合に。

それを否定しているわけではありません。

戦後、苦労して築き上げてきた安定のシステム。
その中のルールであれば、いきあたりばったりにならず、安定して過ごせます。

「ゆるやかな束縛」と「制限された自由」は、表現こそネガティブですが、海外から見たらうらやましがられるよくできた仕組みです。

 

制限された自由より外で発想できるか?

制限された自由は、ビジネスの世界にもあります。

厳しい束縛としては、「規制」。
ゆるい束縛としては、「業界の常識」。

いずれも、従っていれば間違いない。

業界全体が右肩上がりなら失敗しない。
その中で自由にすればいい。

もし、業界全体が右肩上がりでなければ?

もし、今までの経験が全く通用しないほど、経営環境が変わっていたら?

「制限された自由」は、危険です。

・長いものには巻かれておけ!大手が正解。

・下請けでもちゃんと尽くせば生き残れる!

・競争して勝たないと生き残れない!

・やりたいことがあっても、周りの目があるからやめとけ!

・新しいことはリスキー

・○○業は、こうするもんだ!

 

こんな緩やかな束縛は、今、とても危険。

制限された「自由」から、真の「自由」へ。
自ら「やりたいようにやってみる」意識。

「もしかして、自分って本当は自由じゃない?」と問いかけてみてください。

そのうえで、「本当なら…」と思うなら、やってみましょう。

「自由」は、恐ろしい。

たしかに自由にやりすぎて無鉄砲は怖い。

しかし、一番怖いのは、型にはまっているのに気づかず、自由だと思いこみながら落ちていくこと

結局は、使いこなせればいいだけです。

「自由」を使いこなそう!
人生のどんな局面において、自由を使いこなせるようになりたいもんです。

 

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