立川仮面女子練習会。改めて『寿限無』の奥深さを知る
この記事は6分ぐらいで読めます♪読み応え十分!どうぞお付き合いください^^
立川仮面女子の練習会に行ってきました
しかも、サプライズで。
こんにちは。
3世代でもラクラクのバリアフリー旅をお手伝い。
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。
先日まで宿で働いてくれていた前座の落語家・立川仮面女子。
彼の練習会があるというので見にいってみました。
東京は赤坂見附にある「ゆにおん別館」。
居酒屋さんを貸し切っての落語会でした。
このあたり、オフィス街らしく、日曜日は定休のお店が多いそうです。
ところ変われば、そこまで変わるんですね。
東京なのに日曜の夜に人がいないことに、ビビりました。
そんななか、会場につくと…
あら不思議。
最初のミステリーに遭遇します。
あまりにミステリーすぎて、私のブログには書くと信じてもらえないと思います。
そのミステリーをなんとか乗り越え、彼と対面。
「こんにちは。。。あ!!!!・・・なんでいるんすか?」
予想通り、芸人らしく、大き目のリアクションでサプライズ成功です。
お客さまは、私のほかに3人。
前座の練習会ですから。
そんなもんでしょう。
その後、2人増えて、最後は6人になりました。
いい方だと思います。
はじめて半年くらいの前座ですからね。
これからなんです。
ツイッターやフェイスブックで、彼の落語を聞いた感想を見かけることがあります。
「旅館の居残りの噺が面白かった。」
うちでの経験も役に立っているんだと思い、それを楽しみにしていたら、なんか私に気を使ったのか、そうとうディスった中身だから本人の前で話せないのかわかりませんが、なぜか違うネタに…。
近況報告や卓球ネタ、家族ネタがマクラでした。
旅館ネタ、聞きたかった…。
そして、落語は、「寿限無」。
宿にいる間にたくさんかけた噺なので、本人も自信作。
抜群の安定感です。
旅館でやっていたときは、マクラも含めて1部屋15分でまわってました。
そのなかで1ネタやるので、自然と短縮版ができあがります。
短いけど不自然じゃないバージョン。
そしてさらに、この日は、練習会らしく、大胆なサゲ(オチ)の変更。
通常のサゲで着地させず、4回転ひねりを加えてやってみたところ…。
結果は、ここには書きません。
努力と研鑽をほめたいと思います。
その後、「転失気(てんしき)」という噺を。
こちらは覚えたてらしく、ちょっと途中、転びそうになっていましたが、なんとかバランスを保ったままゴール。
兄弟子からいただいたそうで、面白い演出の「転失気(てんしき)」でした。
落語の奥深さを「寿限無」から知る
その後、懇親会へ。
懇親会では、「寿限無」のサゲについてみんなで話しました。
そして、「寿限無」の可能性をブレスト。
「寿限無」は、落語を知らない人でも知っている、教科書に載っている、Eテレでもやっている超有名ネタです。
この「寿限無」をどうすれば、変化させられるか。
素人たちが勝手な意見を言いました。
「寿限無が大きくなって、名前呼ばれて困るっていうのは?」
「それやっている人いるんです。」
「寿限無をジュテームにするのは?」
「それもすでに…。」
そうなんです。
落語の長い歴史の中でそうとうな試行錯誤が繰り返されており、そう簡単に素人が見つけられるようなことはないんですね。
思えば、ナイツの漫才で「10ゲーム、10ゲーム、後藤の振り逃げ…」と野球ネタにひたすら変換するのがあります。
そんな感じでとことんやりつくされているんですね。
改めて、落語の奥深さを知るとともに、その伝統に取り組む落語家の皆さんに敬意を表しました。
そして、そんな立川仮面女子さんを生で見るチャンスが、すぐそこに…。
3月1日、師匠の立川こしら師とともに登府屋旅館で落語会をやります。
落語はじめての方でも大丈夫。
超楽しい場になりますので、ぜひお越しくださいませ。^^
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