便利でカンタン。人はあっさり乗り換える。だからこそ…

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もはや Kindle すらいらない

あ、今日はジョンの命日でした。
ご冥福をお祈りいたします。

こんにちは。

持ってはいるけど…
鈴の宿 登府屋旅館の遠藤直人(@naaot)です。

電子書籍がでるぞ!
というときに購入した「キンドル」。

 

ダウンロード

最高の読書体験のための端末…なのに…

 

言わずと知れた電子書籍リーダーです。

当時、ペーパーホワイトを買いました。

本をたくさん持ち歩かなくていいし、こりゃ便利。
しばらくは、重宝しました。

でも、今は全然使ってない。。。

代わりに使っているのが、iPHONE6。

小さい画面なのに、これで十分になってきた。

どこでも買えるし、どこでも読める。

もし最初に、これで読んで!と渡されたら、抵抗したかもしれません。
でも、人間の習慣というものは、いともあっさり変わってしまうものです。
残酷なほどに。

・常に携帯しているのでキンドルを持たなくてもいい

・いつでもどこでも読める

・カラー画面で見れる

・いつでもどこでも本を買える

・左手で持ち、親指だけで読める

 

電子書籍を読むために買ったキンドルなのに、今やそれすら使っていないのです。

われながら、恐ろしい。

 

 

若者は順応が早く、高齢者は安定を目指し変化する

こういったメカというものは、若い人ほど順応性が高いものです。
残酷なほどに。

では、高齢者はどうかというと、メカにはあまり興味がありませんが、変化はします。

例えば、テーブルでの食事。

いまや旅館の会食場は、椅子とテーブルがないと売上が下がります。

高齢者の皆様は、「食事はイスとテーブルですか?」と質問します。

「うちは無理です」と答えようものなら、電話を切られてしまいます。

便利で楽。
それで得られる安定。

高齢者であってもどんどん変化しています。
残酷なほどに。

 

「陳腐化」という言葉ありますが、陳腐化を決めるのは、お客さま。

いくら社長が「うちは陳腐化なんてしてない!」といっても、陳腐化してしまっているのです。
残酷なほどに。

経営に携わる人々は、この残酷さから目をそらしてはいけない。

人は便利なものにあっさりと乗りかえる。

この命題は、いつの時代も変わらないのです。

 

「命題」をドイツ語で「テーゼ」と言います。

よって、一連の話を「残酷な便利のテーゼ」と名付けます。

おあとがよろしいようで。^^

 

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