旅館ブログ

オタクとは何か?観光客と違う3つの特徴

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温泉むすめのファンの皆様から気づくこと

温泉むすめファン=ぽか旦那・ぽか女将。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

あえて敬意を込めて「オタク」という表現を使わせていただいております。

10月1日に温泉むすめの取り組みをスタートしてから、小野川温泉には多くのぽか旦那・ぽか女将がいらしてくださいました。

何人もお会いしてわかったことがあります。

オタクとは何か?
一般人と何が違うのか?

あくまで私なりの解釈であり、現時点での解釈ですから、変わっていくかもしれませんし、違っていたらご指摘いただければ訂正します。

オタクとは、「アニメが好きな人」みたいな浅いものではないと思います。

毎日、たくさんのファンがみちのくにいらっしゃいます

私なりの解釈はこうです。

一般人は、収入から生活費を差し引いて余ったお金や時間を使って、遊びます。
オタクは、収入から好きなものに使いたいお金を差し引いて、生活します。

好きなもののためなら生活を変えて、行動を変えられる人。

ですから、人それぞれオタク的側面はあると思うのです。
楽器が好きな人は、楽器のために…となりますし、旅行が好きな人は、旅行のために…となります。

私はというと、そこまで意思が強くない。
なにごとに対しても、「まぁ別にいいか…」となりがち。

なので、その意思の強さには尊敬と、嫉妬があります。

昨日、またしても、みちのくスタンプラリーにコンプリートが出まして、うれしい悲鳴です。
そんなに簡単にクリアできるはずないんですけど…。笑

https://twitter.com/Naaot/status/1213716686580224001

ぽか旦那・ぽか女将と観光客との3つの違い

とりあえず、10月から2ヶ月間のなかで感じた一般的な観光客との違いをまとめてみました。
つくづく尊敬しています。

①来訪頻度が高い

ほとんどの方は、関東からいらしてます。
東北の方が少ないくらいで、ほとんど関東。
たまに関西も。

そんなご遠方から、小野川温泉にいらっしゃいます。

始まって、まだ丸々2カ月間です。
にもかかわらず、何度もお会いしている方が何人もいます。

普通、どんなに小野川温泉を気に入っていただけたとしても、関東から1回きたら、半年はインターバルがあります。
それが、隔週くらいの頻度でお会いしている方も…。

日本一の飯坂温泉に近いという地の利もあるのでしょうが、それにしてもスゴイ。

感覚としては、観光に行くというより、仲のいい友達の家に遊びに行く感覚で温泉街にいらしていただいている感じです。

②教えてもらえる・伝えてもらえる

通常の観光の場合、我々は、質問されます。

「小野川温泉は?」
「米沢は?」
「山形は?」

見どころ、食、文化、様々な質問をされます。

ところが、ぽか勢は違います。

温泉むすめのこと、声優さんのこと、他の温泉地の取り組みなど、いろんなことを教えてくださいます。

人それぞれ得意分野が違うので、とても刺激になり、アイデアのヒントをたくさんいただきます。

さらに、ツイッターを中心にものすごい発信をしていただいています。

数えてませんが、10月1日以前と以後では、ツイッターでの「小野川温泉」というツイートは、10倍くらい増えている気がします。

それも、みなさん、「よくぞ気付きましたね!」というマニアックなポイントをついてのツイートが多い。
マイナーチェンジも見逃さない観察力が素晴らしいです。
また、遠方からの旅人目線の投稿もあり、助かります。

https://twitter.com/st_punch/status/1206789655863054336?s=20

自分で発信しなくても、検索してリツイートするだけでいいくらい、いろんなことを発信してくださいます。

 

③立ち位置が独特

「お店−お客様」。
一般的には、この関係になります。

なので、「お金−商品・サービス」という対応が生まれます。

ところが、ぽか勢は違います。

「お店−お客様」ではなく、「お店−ぽか旦那・ぽか女将−一般人」。
こんな感じ。

独特の位置にいらっしゃいます。

例えるならば、サッカーでいうサポーターの位置。
選手や球団 − サポーター − ファンみたいな。

温泉街のことやコンテンツのことを応援する位置で、どちらかというとお店側に近いような独特の位置。

「温泉街で温泉むすめを推してくれてありがとう」というお言葉をいただきます。
「こちらこそ、小野川温泉にいらしてくださいまして、ありがとうございます」なんですが。

そして、グッズなどを置いていってくださいます。

なんの見返りもないのに、ただくださいます。

仏教でいう布施行の境地。
「お店−お客様」の単純構造では生まれない行為です。

そして、うちの祭壇が、充実していきます。

飯坂温泉の和田さんから「絶対にやったほうがいい!すごい来るから!」と言われたときは、正直、半信半疑でしたが、「ここまで来るとは!」っていうくらい、いい意味で裏切られつづけています。

こっちもいい意味で驚かす準備をせねばと、気合が入ります。
まだ、なんのプランもないですけど。。。笑

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。