旅館ブログ

今どきの通販禁止!温泉むすめグッズの秘密

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温泉地を盛り上げる仕掛けがいっぱい

温泉むすめの細部がすごい。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

コンテンツなのに、ロイヤリティフリー。
フリーミアムに衝撃を受けた温泉地の皆様もいらっしゃるかもしれません。

さて、今日はグッズのお話。
温泉むすめについては、運営であるエンバウンドさんのルールに基づき、温泉地は行動しています。

このルールが素晴らしい。
ちゃんと温泉地が盛り上がるような見事な采配がなされています。

小野川温泉でもさっそく4種類のグッズが登場!

どんな采配かと言いますと…。

温泉むすめグッズの3つの秘密

温泉むすめのグッズは、実はこんな仕掛けがあります。

通販禁止

今のご時世、通販禁止です。
売上よりも、利益よりも、大事なことがあるってことです。

それは、温泉地に来てもらうこと

通販で売るより、温泉地に来ていただいて買っていただく。
この思想は、目先の売上に走ってしまいそうな我々に指針を与えてくれます。

1店舗1アイテム・仕入不可

スタート時は、1店舗1アイテムです。
温泉地の成長とともにアイテム数が増えることはありますが、基本は1店舗1アイテム。
同じものを売るのは、NG。
しかも、隣のお店からの仕入れもNG。

キーホルダー、缶バッジ、ステッカーがあったとしたら、それぞれ別のお店に買いに行かなければなりません。
3つを同じ店舗に並べるのはNG。

これにより、面倒かもしれませんが、お客様は温泉街を回遊します。
すべてのお店に足を運び、買い集めなければなりません。

また、1つの大きなお店があらゆるグッズを売って独占する、というのもできません。

温泉むすめというキャラクターをみんなで育てて、商売につなげていく
そんな思想が背後にある仕組みです。

監修をクリアできれば、なんでもOK

この「話せばわかる」という仕組みが、とてつもない自由度を生みます。

どんなグッズで、どんなデザインで、どこのメーカーで作るか。
監修のOKが出れば、なんでもできます。

当館のグッズが手ぬぐいなのは、落語会を定期的に行う落語好きの宿だからです。
落語家さんにとって、扇子と手ぬぐいは必須アイテム。

だから、手ぬぐいにしました。

こんな風にそのお店が作ってみたいものを作れます。

手ぬぐいの場合には、タペストリーにもできるという点でファンの皆様も飾りやすいのではないかという想いもありましたので、タペストリーキット(1,200円)も販売しております。

温泉むすめを活用し、当館らしい商品を開発し、タペストリーにもなる。
一石三鳥です。

小野川小町 10月1日時点での4アイテム

現在、小野川温泉では4つのアイテムを販売しています。

絵馬

村上奈津実さんのサイン入りパネルがある甲子大黒天。
「絵馬」(500円)を販売しています。

小野川小町 絵馬

良縁成就、開運招福。
小町ちゃんとのご縁を結んでくれます。

絵馬は、裏面に願い事を書いて、温泉の神様である薬師堂に奉納することも可能です。
お土産として、ご自宅に飾るのもアリですよ。

温泉せっけん

うめや旅館さんの温泉せっけん(700円)。
なんと旅館のご主人が、パソコンでデザインし、展開図まで書いて作ってもらったこだわりの一品。

はちみつ、カモミール、パプリカなど、天然成分が嬉しいです。

小さめの箱がかわいい温泉せっけん

小野川小町まんじゅう

小野川小町のまんじゅう。
小野川温泉には、丸田屋さん、つたやさん、みかどやさんと3つのおまんじゅう屋さんがあります。

小野川小町を射止めたのは、みかどやさん。

小野川小町が、ほほえみます

黒糖香る薄皮まんじゅう。6個入800円です。

小野川小町 手ぬぐい

登府屋旅館では、手ぬぐいです。

落語家さんのマストアイテム「手ぬぐい」。
これまでも立川こしら師匠とコラボした手ぬぐいがございますが、小野川小町とも手ぬぐい。

小野川小町ちゃんにどきっとします

「でも、私、落語家じゃないし。タオルは使うけど、手ぬぐいって使わない。」

ですよね。
ですから、手ぬぐいはタペストリーにしてください。

タペストリーで飾りやすい

タペストリーキットも1,200円で販売しております。
よろしければ、合わせてお買い求めください。

日本酒「小野川小町」

フライングですが、こちらは10日に登場する日本酒。

純米酒「小野川小町」

丸田屋さんでの鋭意製作中です。
蔵元は、米鶴さん。

お楽しみに。^^

忘れていた一歩を踏み出そう

消費税も上がって、景気判断もマイナス。
思えば、昭和という戦後の右肩上がりの供給不足の時代から、平成という供給過多でデフレな時代を過ごしてきました。

ともすれば、商品開発の志を忘れてしまっていませんか?

今ある商品をいかに効率よく、売上をあげて、経費を削って、利益を最大化して…。
大事なことではありますが、箱のサイズを変えずにその中に閉じこもって商売しているイメージです。

温泉地独自のキャラクターを使った、新商品開発が気軽にできる。

箱をちょっとでも大きくしましょう。
そこにドキドキとワクワクがあります。

商売が面白くなります。

「景気が悪い、客が来ない」と嘆くより、「こんなの作ったら、面白そう」とワクワクしましょう。

温泉むすめグッズは、忘れていた一歩を踏み出す いいきっかけになりますよ。

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。