旅館ブログ

東北の温泉が温泉むすめに取り組むべき最大の理由

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東北人が唯一、アピール上手なこと

地域性ってあります。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

東北人は、「アピールが下手」と言われます。
私自身もそうです。

しかし、唯一、アピールが上手なことがあります。

それは…
「アピールが下手」とアピールするのは、うまい。

「いやいや、その一行で違うこといいなよ!」と思いますが、それができないのが東北人。

これは、褒められた場合にも同じです。

「小野川温泉って、いいところですね!」
とお客様が100点満点で褒めてくださっているにも関わらず…
「いや、景観とか銀山のほうがいいし…」
「楽しめるものあんまりないし…」
「そもそも何にもないし…」
と受け止められない。

「ありがとうございます」と、口では言っても内心は「うちなんて…」と思ってしまいます。

結局、PRが下手だったり、褒め言葉を受け入れられないのは、愛し、愛されるのに慣れていないから。
余計な情報に惑わされて、いいところを認めきれてないからに他なりません。

そこで…、温泉むすめです。

そんな東北人に温泉むすめ

東北には、18人の温泉むすめがいます。
北に6人。
南に12人。

東北の温泉むすめ

温泉むすめ 公式ページ

温泉を擬人化したキャラクターが、温泉むすめです。
実は、この擬人化にこそ、愛し、愛される秘訣があります。

爆笑問題の太田さん

爆笑問題の太田さんの名言「人間は、擬人化しないと愛せない」

「小野川温泉、いいですね!」と言われて「そうですけどね。。。」となる私も「小野川小町ちゃん、いいですね!」と言われたら、「でしょ?」ってなります。

そして、小野川小町ちゃんの要素を通して、再度、小野川温泉を認識できます。

「豆もやしラーメン好きなんですよ。」
「ほたる鑑賞、いいですよ。」
「自然がいっぱいです。」

小野川温泉という言葉ではなく、ワンクッション置いて、小野川小町で会話する。

擬人化のおかげで、余計な情報に惑わされなくなります。

思えば、ゆるキャラもそうですし、仏像だって、アニミズムも擬人化と言えるのではないでしょうか?

うちの町はいいところも悪いところもあるけど、とりあえずいいところを集めて擬人化しよう。
→ゆるキャラ。

自然はいいところも怖いところもあるけど、受け止めやすくするため擬人化しよう。
→八百万の神。

擬人化は、今に始まったことではなく、古代から愛するための手法だったのかもしれません。

というわけで、話を元に戻します。

東北人は、温泉むすめでもっと温泉を伝えよう

温泉むすめというキャラクターは、温泉を伝え、温泉を盛り上げるためにあります。

そう考えて、その温泉地でできることをすれば、きっと新たな取り組みにつながります。

一見すると「オタクっぽい」と訝しげに見られがちですが、構造を理解するとこれほど温泉地のPRに適した手法はないのかもしれません。

まずは、口下手だからこそ。
東北人よ、温泉むすめだよ。

もっと詳しい中身、活用方法は、明日からのブログでお伝えしますね。

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。