旅館ブログ

バリアフリーの弱点。電動車椅子の方はご注意を…

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バリアフリーの宿として定着してきたがゆえに…

弱点もまた見えるもの。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

当館の弱点をお伝えします。

バリアフリーで車椅子でもラクラクの宿。
すっかり定着してまいりました。

ネット予約ができてしまう今、かかってくる電話は、ほとんどがバリアフリーに関する細かい問合せ。

「車椅子なのですが…。」
「立ちあがれないのですが…。」
「家族で介助をしたいのですが…。」

それぞれ、お客様の状況をお聞きし、できるできないをお伝えしています。

貸切風呂ができたことで、大抵のことはできます。
ほとんど安心です。

しかし、唯一、困難なテーマがあります。

それが…、「エレベーターが狭いこと」
いろいろ改善してきましたが、これだけは簡単には直せないハードです。

まっすぐ入れない

まっすぐ入って乗れません。
客室は、2階か3階なので、必ずエレベーターが必要になります。
その点では、致命的と言えます。

特に、横にハンドリムがついている車椅子は、横幅が広いので、引っかかりやすいです。

ですから、向きを変えて、横向きに載せていただいております。

横向きならラクラク

さらに、当館の貸出用の車椅子ならハンドリムがないのでさらに楽になります。

サイズが小さいですが、横向きがオススメです

横向きでラクラク

この横向きができるかどうか。
横向きにできないとエレベーターを使えないとなってしまいます。

当館のエレベーターに入れないかもしれない車椅子のタイプ

横向きしにくい車椅子があります。

それが、「電動車椅子」「斜めの車椅子」

電動車椅子は、サイズが大きいものが多く、小回りも難しい場合があります。
斜めの車椅子とは、背もたれが斜めで縦の長さが長くなり、エレベーターで向きを変えられない場合があります。

いずれにしても当館の貸出用車椅子に乗り換えられれば、問題ないのですが、乗り換えられない場合に、エレベーターで引っかかります。

この点、できれば、事前にお電話でお伝えいただきたいです。

宿泊ではなく、食事のみなら、1階でも可能です。
お昼の会食とお風呂とか、夕食とお風呂のみでしたら、エレベーターなしでも対応可能です。

エレベーターを直せればいいのですが、簡単にできる話でもないですので、まずはできる範囲の情報提供で対応させていただきたいと思います。

また、一番間違いないのは、一度下見にいらしていただくことです。
エレベーター、お部屋、お風呂とどんな様子かご覧いただくと間違いないと思います。

ご不便をおかけいたしますが、どうかよろしくお願いいたします。

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。