旅館ブログ

バリアフリーの宿っていうわりに…。不都合な真実

23views

4年目の不都合な真実

いよいよです。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

今日から、お盆休みの満室ラッシュです。
おかげさまで、数多くのお客様にご利用いただいております。

その中でも、特に多いのが、「車いすをご利用のお客様とそのご家族」です。

ゴールデンウィークやお盆休み、年末年始は、車いす利用者が増えます。
普段は、1日2組ぐらいですが、繁忙期は、特に増えます。

今日は、1日で4組。

廊下に持ち込みの車いすが2台

つまり、車いす4台。
貸出用の車いすが足りなくなるほどです。

まさかこんな日が来るとは思っていませんでした。

売れるか不安だったバリアフリー改装

バリアフリー特別室「三軒長屋」。
2014年にバリアフリーに改装しました。

バリアフリー特別室の様子は、こちらから。

このお部屋は、2間続きで定員9名。
以前から広く、人気のあるお部屋だったので、当初は、ものすごく悩みました。

「バリアフリー改装して、果たして予約が入るだろうか?」

車いすの方が、果たして旅行に出かけるだろうか?
出かけたとしても、一泊するんだろうか?
米沢に来るだろうか?

いろんな不安がありました。

ベッドと椅子テーブルのバリアフリー特別室

 

あれから、4年。
そんな不安は、杞憂となりました。

今では、バリアフリー特別室から予約が入るようになりました。

バリアフリーな過ごし方

4年目の不都合な真実

バリアフリー特別室は、当館のお部屋で一番最初に予約が入ります。
平日にもコンスタントに予約が入ります。

バリアフリー貸切風呂

それは、とてもうれしいことです。
貸切風呂のおかげもあるでしょう。

しかし、今日の重なり具合でもわかるように…。
もう、1室では足りなくなってきています。

先々まで予約が入るのは、予約しようとしたらすでに先約があり、仕方なくズラしているということ。

当館は、「13室の温泉宿」ですが、車いすのお客様からすれば、「1室のバリアフリー宿」と同じです。

今日、貸出用の車いすが足りなくなったときに痛感しました。

受け入れ体制が、不足している。
キャパオーバーしている。

今日お泊りのお客様のうち3組の方は、通常のお部屋にお泊りです。
オプションで、ベッドを追加したりはできるのものの、きっとご不便もあるはず。

もう少し、受け入れ体制を強化していかないと!
と思った次第です。

もっと強化できないか、いろいろ考えてみたいと思います。

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。