旅館ブログ

湯あそび落語会5日目。寸志さん最後の「やな川屋旅館」

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寸志さんのラストデー、演目は?

ラストといっても、今回の小野川のね。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

小野川温泉の湯あそび落語会。
折り返しの五日目です。

この日の会場は、やな川屋さん。
2階の宴会場で凧をバックにはじまりはじまり。

立川かしめ「桃太郎」

開口一番は、かしめさんの「桃太郎」。
昔話がモチーフになりつつも、子どもが現代風でちょっと生意気というお話。

かしめさんの演じた子どもは、実に現代的 。
スマホを持っていました。

立川かしめ「桃太郎」

 

違う宿のお客様も混じっての落語会

会場はやな川屋なのに、お客様の浴衣が旭屋。
湯あそび落語会ならではの風景です。

立川寸志 「鮫講釈」

続いて上がった寸志さん。
ラストに選んだネタは、「鮫講釈」でした。

落語の途中に講談が出てくるお話です。
扇子で太ももを叩きながら「パンパンパン」っと勢いよく演じます。

リズミカルな講釈の節回しにお客様も圧倒されていました。

半分以上が講談のようなお話

恒例のトークコーナーは、ここでも。

落語だけ聞きつづけるというのは、結構大変なことです。
落語は、聴きながら頭でイメージする芸なので、聴衆もとても頭を使います。

慣れてる人でも、連続は大変。
初めての方もいらっしゃいますから。

そんなわけで、トークコーナーがいいインターバルとなり、頭の中をリセットしてくれます。
この辺り、落語家の皆様の心遣いがうれしいです。


トークコーナーもこの会ならでは

立川こしら「与一」

ついに出ました。

私もネット上で演目名だけ知っていたお話。
「花見の頃の話です」と始まったので、なんの話かな、と思って聞いていると知らない話でした。

それもそのはず。
こしら師匠が作った、古典のような新作です。

舞台は古典のように江戸時代。
スリの男と女の物語。

「まさかここで聞けるとは!」
ラッキーです。

「与一」なかなか聞けませんよ

私一人がやけに興奮した会となりました。

今回もいいラインナップ

そして、この日の夜。
東京にお帰りになった立川寸志さん。

小野川温泉から、こしら一門に無茶なお願いをして、普段は絶対にしないであろう体験も多々あったかと思います。
寸志さんのおかげもあり、毎回、多彩な落語会になりました。

夜の新幹線で東京へ

米沢の田舎の温泉地に落語家さんが3人も揃う。
しかも毎日落語会を開催し、全員違うネタをやる。

落語業界がザワつくような企画。
お付き合いいただき、ありがとうございました。

初回、寿宝園さんで、かしめさんが高座で軽くコケたところをすぐさまネタにして、秒でお客をつかんだ姿が忘れられません。
ありがとうございました。^^

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。