旅館ブログ

車いすで米沢駅から東京駅へ その3

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車いす専用シート

車いすでの鉄道旅は予想以上にスムーズ

マンツーマンで安心・安全。

こんにちは。

車いすの旅を応援しています。
鈴の宿 登府屋旅館の遠藤直人です。

車いす旅行といえば、車で移動する方が多いです。
理由は、車いすだと電車の乗り降りが大変だから。

私もそんなイメージを持っていました。

きっと相当大変なんだろうと。

しかし、実際にやってみたら、JRさんんと東京メトロさんの対応は、快適なだけでなく、感動的でした。

米沢駅→東京駅→赤坂見附駅。
2駅で乗り換えたらどうなったかをご覧ください。

主演は、車いすのけんぼーこと、加藤健一さんです。

まずは、米沢駅での乗車シーン。

 

米沢駅での乗車対応、黒田駅長ありがとうございます

 

車いすの場合は、事前に予約で名前を告げておきます。

すると、駅員さんがマンツーマンで対応してくださいます。

改札に行くと…
「加藤様ですか?お待ちしていました。」
とお声掛けくださいます。

そして、車いす用のスロープを持って、ホームの乗り場まで案内してくださいます。

そのまま、列車が着くまで待っていて、列車が着いたらスロープをかけ、乗車を手伝ってくださいます

今回の山形新幹線には、指定席の車両に車いす専用シートがあります。

 

車いす専用シート

車いす専用シートでラクラク

通常2列のシートが、1列になっており、座席が回転し、移乗しやすくなっています。

隣の空いたスペースは、車いすの方向転換用でもあり、乗車後の車いす置き場でもあります。

車いすのために計算しつくされたシートで快適な旅をしながら、2時間ほどで東京駅へ。

東京駅では、乗っている車輛が着くホームであらかじめ駅員さんがスタンバイしてくださっています。

そして、スロープをかけてくださいます。
スロープで降車したあとは、駅員さんが案内してくださいます。

この案内が、心強いです。
最短ルートなのです。

 

車いすで駅のなかを移動する際のポイントとは?

私が、案内しようとするとどうしても普段の思考をしてしまいます。

「銀座線は、どっちだ?あったあった、右だ…。」
と右に進んだら、エスカレーターと階段しかなかった。
車いすでは進めなかった。
ということが起こりえます。

車いすで移動の際には、「乗りたい路線」の方へ向かうだけでなく、「エレベーターでのフロア移動」が最優先なんですね。

エレベーター移動もあわせて、駅員さんの対応は完璧なんです。

そして、驚いたのは、JRの改札を出て、東京メトロに向かったところ。

当たり前ですが、JRさんと東京メトロさんは、別の会社です。
それなのに、JRさんが改札を出て、東京メトロの改札まで向かい、東京メトロの駅員さんに引継をしてくださいます。

スムーズで自然なな対応は、まるで同じ会社の敷地内かのよう。

おかげさまで、想像していた時間よりだいぶ早く目的地に着くことができました。

 

 東京駅での降車から乗り換えまで

スムーズでしょ?

「こんなにスムーズなら、うちも旅行できるかもしれない」
そんな風に思っていただける方が増えれば、うれしいです。

気軽にお出かけしちゃってください。^^

 

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。