旅館ブログ

「サンデー毎日」より「車いすも怖くないお出かけ術」

8views

サンデー毎日

車いすのお出かけでなにが不安か?

最近雑誌をよく買うなぁ…。

こんにちは。

週刊誌を珍しく買っている…
鈴の宿 登府屋旅館の遠藤直人です。

「サンデー毎日」で金澤匠さんが連載している【共倒れしない!介護サバイバル】シリーズ。

サンデー毎日

サンデー毎日の特集

 

今回のテーマは「車いすも怖くない!お出かけ術」でした。

車いすでもラクラクの宿としては、見逃せないテーマです。

さっそく読んでみました。

旅のプロであるトラベルヘルパーさんに取材して書かれた記事でした。

日本トラベルヘルパー協会 公式サイト

 

「行ける場所」ではなく、「行きたい場所へ」

介護をしているご家族など、お連れ様がまず持つもの…。
それは、不安です。

「本当に大丈夫だろうか?」

「途中でトラブルは起こらないだろうか?」

といった不安。

そして、出かけること自体に二の足を踏む。

そうなると「安心なところ」に連れていこう!と考えますが、記事ではその点を指摘しています。

そのような配慮は、もちろん不可欠ですが、『どこに行けるか』ではなく、ご本人が『どこに行きたいか』を大事にするべき

 

なるほど。

そう考えれば、旅行に誘う言葉も変わってきますよね。

「車いすでも安全なところを見つけたから、出かけてみない?」
ではなく…

「おじいちゃん、お肉好きでしょ。米沢牛、食べに行かない?」
とか
「おばあちゃんの大好きな広いお風呂に行こう。温泉だよ。」
といった具合。

誘われるほうもワクワク感が全く変わってきます。

安全、安心は大事。
それは、黒子として縁の下の力持ちのように意識しつつ…
ワクワクできる連れ出し方。

モチベーションが変わりますね。

 

車いすで行けない場所はない。ただし準備と技術は必要

今は、技術の発達がものすごいです。

以前だったら、ベッドルームから出られないような方でも、今や車いすや介護タクシーやエレベーターなどの発達により、いろんな場所に行けるようになりました。

そんななか、事前に要チェックなのが…「トイレ」です。

食事する場所、泊まる場所は、意識しますが、途中のトイレは忘れがち。
なおかつ、トイレは、突然やってきます。

ゆったりとスケジュールを組みつつ、トイレはおさえておくのがいいようです。

久しぶりの外出は、想像以上に疲きれるもの。
余裕を持ったスケジュールを組むべき。

 

「車いすで行けない場所はない!」と言い切るトラベルヘルパーのみなさんの気持ちは、すばらしいですね。

どうしても「車いすだから…」と弱気になりがちです。

行けない場所はない!
あとは、やりよう。

そう考えれば、旅行への不安がグッとなくなりますね。

 

困ったら他人を頼る

日本人はシャイだから、車いすの方を手伝ったりしない…。
という説があります。

でも、頼めばたいていは手伝ってくれます。

レストランのスタッフ、駅員、通行人などなど。

近くの人に助けを求められれば、段差を登ったりするのもできてしまいます。

助けを求める気持ち
たったそれだけで、事態を打開できるんですね。

なにからなにまで自分たちで解決しようとすると大変ですが、「ここはお店のスタッフにお願いして…」「ここは駅員さんに…」と切り分けていけば、より快適な旅ができますね。

 

宿に不安があれば、下見を!

本日も一組いらっしゃいました。

下見。

宿としては、下見ウェルカムです。

以前、平身低頭なお電話をいただき、「大変失礼なんですが、下見させていただけますか?」とお願いされたことがあります。

下見、もちろんOKです。
でも、お客さまは、けっこう言いにくいようでした。

もっともっとこちらから「ウェルカムです!」とアピールしないとと反省しました。

下見はウェルカムです。
お部屋までの動線、お風呂、お部屋のなか、トイレなど、気になるコトは、たくさんあると思います。

一度、下見をすれば、ほとんど解決します。

なので、気軽に「下見に行きたいです」とお電話ください。
他の宿でも、受け入れてくれると思いますよ。

そんなわけで、サンデー毎日を読んで思ったところを書いてみました。
車いす旅行のハードルが少しでも下がれば、うれしいです。

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。