旅館ブログ

車いすでのご宿泊で一番気をつけなければいけないこと

11views

お客様の流れの変化を知る日々

時事刻々と変わっています。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

最近、お客様の流れが変わってきています。
これは、うちだけかもしれません。

でも、それを強く実感する日々です。

唯一のバリアフリー和洋室

2014年、果たして「車いすでも大丈夫なお部屋」を作って、宿として大丈夫だろうかと本気で思っていました。
平たい言葉でいえば、「車いすでも大丈夫」って、売れるの?と。

車いすで旅行をされる方って、どのくらいいらっしゃるんだろう。
正直、半信半疑でした。

ところが、ここにきて、大きく変わってきました。
なんと、予約が「バリアフリー和洋室」から入るようになりました。

他の部屋を差し置いて、この部屋が真っ先に売れていくのです。

ちょっと驚いています。
たった数年で、こんなに変わってしまうとは。

そして、売れるが故の問題に直面しています。

なかなか予約が取りにくい!

宿としては、うれしい悲鳴ではあるのですが、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
なにしろ、1室しかないのですから。

他のお部屋もバリアフリーな作りですが、車いすでとなるとやはりこのお部屋。

「その日は、もうすでにいっぱいでして…」
「連泊ですと、初日はすでにいっぱいでして…」

そんなお断りをしなければならなくなってきました。

ですので、タイトルの通り、お客様に気をつけなければいけないことを一つだけお願いするとしたら…。

お早めにご予約ください。

「え?そんなこと?」とお考えかと思います。
でも、それが一番大事なんです。

インターネットで予約状況がわかるようになった昨今、旅館の予約は、どんどん間際になっています。
昔だったら、1ヶ月前に予約していたりしていたのが、最近では、1週間前。

それでもとれるならいいんです。
もしくは、取れなくても他の部屋や他の宿があるならいいんです。

車いすでのご旅行は、お連れ様も大変だと思います。
ものすごい準備のもと、お出かけになると思います。

せっかくのご決断が、予約ができなくて狂ってしまうのは、あまりにもったいないです。

ですので、特にバリアフリー和洋室のような特別な作りのお部屋は、お早めにご予約いただければと存じます。

最近、そういう電話のやりとりが増えてきたので、念のためお知らせでした。^^

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。