旅館ブログ

加藤健一さんと親子行事。車椅子リレーで楽しく体験

9views

加藤健一さん

加藤健一さんをお招きしての親子行事

遊び感覚で学びたい。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

先日、山形バリアフリー観光ツアーセンターの加藤健一さんをお招きしての親子行事でした。

加藤さんといえば、21歳で難病の筋ジストロフィーを発病し、その後、病気の進行により車椅子での生活に。
大変な状況の中、「ひとりのハートが世界を変えられる。」を理念に掲げ2014年Gratitudeを結成。
車椅子でのパラグライダー飛行に成功したり、バリアフリー観光ツアーセンターを山形に作ったりと大活躍です。

そんな加藤さんを親子行事にお迎えしました。
楽しくも意義深い時間にすべく、考えたプログラムがこちら。

①加藤さんの動画上映
②加藤さんのご講演
③質問コーナー
④車いすの説明と体験乗車
⑤車いすリレー大会(低学年・高学年・親子対抗)

盛りだくさんな中身になりました。
育成部の鈴木部長を中心に父兄と先生が一緒に段取りしまして、結果は、大成功でした。

加藤健一さん

加藤健一さんの講演

忘れないようにメモしておきますと…
・プロジェクター
・スクリーン
・ピンマイク
・スピーカー
・パソコン
・車いす10台(社会福祉協議会より)
・コーン
・マット
・ベニヤ板

などを使って行いました。

体験しないとわからない

動画を見て、講演を聞き、子どもたちからの質問コーナー。

普段の生活や、今後への思いなど、子どもたちそれぞれの思いのこもった質問が飛び出します。
加藤さんにも真剣にお答えいただきました。

そして、車いすの実体験。

使い方を教わり、試しにみんなで乗って動かしてみました。

そして、クライマックス。
車いすリレーへ。

低学年は、ジグザグで横の動きがあるコース。
高学年は、ジグザグ+段差の縦横の動きがあるコース。

その様子は、動画をご覧ください。

親子行事ダイジェスト動画

ご覧の通り、大変盛り上がりました。

単なるゲームとしても盛り上がりました。
しかし、体験の中で体で考えた部分があると思います。

電柱など車いすの進路上に障害物があると、とても操作が大変なこと。
ちょっとした段差でも乗り越えるのが、大変なこと。

逆に、段差も押してくれる人がいると、簡単に乗り越えられること。
ステージには、大人4人でサポートすれば、車いすのまま上がれること。

車いすでの移動は大変。
でも、ちょっとした手助けでバリアがなくなる。

だから、一番大切なのは「何かお手伝いしますか?」という気持ち

心のバリアフリーというと、難しそうですが、「手伝えることがないか聞いてみる」だと思えば、具体的に行動できます。

今回は、親子行事でした。

実は、私のような親の世代は、子どものころ車いすの方と接する機会がありませんでした。
学校などでは、健常者と車いす利用者が一緒のクラスになることはなかったからです。

悪気はないのですが、どうしていいかわからない。
その点では、親である私にとっても、どう接するのが正解なのかを知る機会になりました。

結局、ほんのちょっとの気持ちなんです。
一人のハートで世界は変わるんです。

山形バリアフリー観光ツアーセンター

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。