旅館ブログ

心のバリアフリーこそ壁。ハードは、なんとかなるもの

14views

知ってすぐに行動する勇気

行動力って、大事です。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

先日、訪ねてくださった新潟大学の田中さん。
まだ成人したばかりの学生なのに驚きの行動力で山形に滞在し、学んでいかれました。

けんぼーとともに見学に来てくださいました

まずは、彼女のフェイスブックの記事をご覧ください。

8月19日〜22日まで山形県に行ってきました\( ˆoˆ )/
目的は、 加藤 健一さんがしているバリアフリー観光について学ぶこと。

私のおばあちゃんが、脳梗塞で左半身に麻痺が残って車イス生活になり、外出を全然しなくなったのが寂しくて、よく散歩しよって声かけてたけど、「迷惑かけるから、人に見られたくない」っていつもおばあちゃんは返事をしてきた。

そして、どうして日本ではこんなにも障害者や高齢者が肩身の狭い思いをしなくちゃならないんだろう、もっと出かけられるように福祉とレジャーを考えられないかな、、って考えてたときにっ!!偶然テレビで見たっ!!NNNドキュメント『空飛ぶ車イス見たことありますか?』っ!!

うちの考えてたことを具体化してる人がいる!
しかも新潟から近い山形に!!行くしかない!!って\( ˆoˆ )/

いちばん始めに山形市の市政報告会の中で行われた加藤さんの講演をきかせていただきました。
おばあちゃんの事をきっかけに考えてたことと共感できるところが沢山あって、行ってよかった。
設備の整備などのバリアフリーも大切だけど、障害者や高齢者を受け入れる心のバリアフリーが大切。

その後、加藤さんにバリアフリー観光を学びながら、上山城、大正2年に建てられた文翔館、旅館の有馬館、登府屋旅館、山の蔵王、パラグライダーができる南陽スカイパークなど他にもたくさん連れて行ってもらい山形を楽しみました!

でも、ここで大切なのが全て車イスの加藤さんが連れて行ってくれたこと。
障害者だからといって外出を諦める必要はなくて、歴史ある建物もオシャレなレストランも山登りもパラグライダーも温泉も楽しむことができるっ????????????

バリアフリー調査で訪れた旅館と観光センターはどちらも自分たちで建物のバリアフリー化を進めていましたっ!
でも、断念した部分もたくさんあって悩んでいました。
そこに加藤さんは「こうするだけ大丈夫ですよ????」とアドバイスを必ずしていて、高い機械を導入したり大規模な工事をしなくてもちょっとの工夫でバリアフリーはできたりするってことに気づけた。

でも、ちょっとの工夫は障害者や高齢者本人じゃないと気付けない部分でもあって、当事者と一緒に取り組んで行くことが大切なんだなって思った。
これはバリアフリーだけじゃなくて色んな分野で言えること。

外出に踏み出せない人が多くいるのは、今の日本じゃ外に出た時に助けてもらえるか不安が残るからなのかなって考えた。
障害者や高齢者の人は、健常者の人よりどうしても人の助けが多く必要になってくる。
その時に、助けを求めることができる、そしてそれに応えてあげることが大切、でそれが心のバリアフリーなのかなって思った。

自分が進みたい道は、福祉や介護じゃなくてあくまで観光ってことには変わりはない。
けど、障害者や高齢者のニーズは応えられなきゃいけないし、これからどんどん増えてくると思う。
それに自分が好きな旅行をやっぱりみんなに楽しんでもらいたい!!!

だから、私にはバリアフリー観光の視点はやっぱり必要だし、もっともっと知らなきゃならないことが沢山ある!!
今回ので、加藤さんや佐藤さん上山城の石井さん、登府屋の 遠藤 直人 (Naoto Endo)さん、Gratitudeの方々と話して自分の知識不足は実感した。
がんばろっっ????

ガッツリ掲載させていただいちゃいました。

中略しようと思ったんですが、全文読んだ方が、ストレートに想いが伝わってきます。

心が解決すれば、ハードはなんとかなる

彼女が書いている通り、心のバリアフリーがまず大切なんです。

障害のあるご本人の
「外出なんて面倒かけるから無理だ。」

ご家族の
「連れてってあげたいけど、きっと無理だ。」

旅館など観光事業者の
「改修したいけど、きっと無理だ。」

知っていれば、「それって気持ち次第じゃない?」と思えることも、当人としては高い壁だったりします。

逆に、「あれ?もしかして行けるかも?」と思えれば、解決は意外に早いものです。

車いすでも可能な旅行の組み立て、サポートのサービス。
ハード改修でもなるべく安価で済ませるアイデア。

心のバリアフリーができれば、あとは、勝手についてきます。

情報を調べ、手段を選び、できることを実行する。
できないことではないのです。

今回、新潟から訪ねてくださった田中さんには、行動力の大切さを改めて学びました。

きっかけがあるなら、やればいい。
いきなり無理だとあきらめなくていい。
やってみれば、道は開ける。

彼女の行動力を見習いながら、私も次なるテーマに向け、頑張ってみたいと思いました。

高ければ高い壁の方が、登ったとき気持ちいいもんな。
まだ、限界だなんて、認めちゃいないさ。

ミスチルかけながら、ブログを書く満室の夜。

今日は、館内の貸出用の車いすが全て使われているうえ、持ち込みの車いすがあるほど。
バリアフリールームが1室だけなのは、厳しくなってきているのかもしれません。
と思っています。

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。