旅館ブログ

ダメでもいいじゃん!落語とは、「業の肯定」

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立川志らく

「探検バクモン」で訪れた談志師匠の家

今は、志らく師匠がお住まいです。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

偉大な方は死してなお語られるわけですが、偉大な方の家もまた死してなお働きます。

以前、「大改造!劇的ビフォーアフター」で匠の手によって生まれ変わりました。
スペシャルで放送された談志師匠の家。

劇的に変えるはずのビフォーアフターなんですが、談志師匠の書斎だけは以前と同じにしたそうです。
本の並べ方まで、以前のまんま。

今は、立川志らく師匠がお住まいです。
こしら師匠の師匠です。

そんな以前は談志師匠がお住いの家、今では志らく師匠の家を爆笑問題のお二人が訪ねました。
探検バクモン 「立川談志の家」

バカはどこまでいってもバカ

落語について語る志らく師匠。
落語の世界では、もはや常識と言える名言を披露されておられました。

立川志らく

これぞ落語の真髄

落語の世界では、バカはどこまでいってもバカなんです。

ケチは、どこまでいってもケチ。
酒乱は、どこまでいっても酒乱。

それが悪いわけではなく、人間って、そういうもんでしょという。

これが、映画だったら、「最初バカだったけど、転機が訪れ、別人のようになり大成功」とか。
宗教なら、「バカなんていないんです」となったり。

立川談志師匠は、これを「業の肯定」と言いました。

業の肯定をわかりやすい言葉で言い換えれば、「バカはどこまでいってもバカ」です。

ただ、落語のすごいところは、肯定しているところ。
「バカはどこまでいってもバカ、だからダメだよね。仲間外れにしちゃえ。」
とは言わないんです。

「バカは、どこまでいってもバカ、だからしょうがない。
でも、それも含めて仲良くしよう。」

「あの人は、酒好き。」
「あの人は、ケチ。」
「あの人は、短気。」

そんな風に人それぞれ違う。

「酒好きを直せよ!」と言わず、「まぁ、そういうもんだ」と受け入れる。
これが、落語のスゴいところです。

落語=笑い話。
一見そう思えますし、私も昔はそう思っていましたが、実際は、「人間とは何か?」が詰まっています。

探検バクモンを見て、やはり思い出したのは、談志師匠の名言でした。

また、落語会をやりたいと思います。
次回は、11月中旬を予定しております。

お楽しみに。^^

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。