旅館ブログ

オープン初日にオンリーワン居酒屋になる方法

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ナンバーワンにならなくてもいい

勇気を持って!
一歩目が大事。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

先日、仙台に行ってきまして、ずっと気になってた居酒屋さんに行ってきたお話。

仙台で日本酒居酒屋は「なかぐろ」

お店の名は、「なかぐろ」。

なかおちでも、のどぐろでも、はらぐろでもなく、なかぐろ。

 

日本酒にこだわったお店だというのは知っていました。
だから、行きたかった。

でも、行ってみたら、それどころじゃなかった。

オーナー飯島さんのインスタグラム

これをみて、気づくべきでした。

皆さんは、お気づきになりますか?
知らない銘柄ばかりじゃないですか?

自己紹介に注目!「西のお酒に特化した居酒屋」

そうなんです。

なんとこのお店、仙台という地の利をあえて捨て、「東北+新潟」という日本酒大産地のお酒をあえて置かず、西のお酒のみで勝負しているんです。

衝撃でした。

まさかの品揃えでした。

温かいポテサラにも衝撃

もしも、居酒屋のメニューに「新潟」のお酒と「東京」のお酒が並んでいたら、どちらを頼みますか?

大多数は、新潟のはず。
「だって、東京って…。」ってなりますよね。

でも、それは実は偏見。

新潟だから、美味しいはず。
山形だから、美味しいはず。

もちろん、私は、東北も新潟のお酒も愛しています。
そして、それらの県が長年培ってきた努力の賜物であり、偏見っていうのはどうよ、と思われるのもわかります。

しかし、一消費者として、お酒を楽しむならば、産地表示が逆にお酒との出会いを妨げていることもあるわけです。

新たな可能性が狭まるかもしれません。

コンセプトではなく勇気

このお店では、まさかの「東北と新潟」抜きをやってしまったのです。

これは、飛車角落ちよりも強烈です。
仙台にありながら、あえて抜く。

地元のお客様から怒られることもあったそうです。
でも、あえて抜く。

そして、オンリーワンになりました。

西のお酒しか置かない居酒屋。
開店した時点でオンリーワンです。

業界の常識としては、ありえない。

だからこそ、オンリーワン。

それは、コンセプトではなく、勇気の勝利

仕上がっててブレまくっててすいません

さらにすごいのは、日本酒をお任せで頼むのが楽しすぎる。

もう、産地のイメージがないから、お任せするしかありません。
そして、それにあったおつまみもお任せ。

すると、おすすめスペシャルが出てきて、世界が広がるのです。

東京のお酒。
パイナップルのような香りで衝撃的な味でした。

普段なら出会わない貴重な出会いを提供するお店。

もちろん、地酒を置くお店もあっていいんです。
でも、こんなお店もあっていい。

仙台の「なかぐろ」さん。
今回は、2銘柄でしたが、次回はもっと楽しんできたいと思います。

ごちそうさまでした。

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。