旅館ブログ

下見から始まる旅もある。車椅子でのイメージング

17views

旅には2つのスタイルがある

GWのふとした出来事をご紹介。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

大きく分けて、旅行には2つのスタイルがあります。

①想定外を楽しむ
②想定内を楽しむ

どちらが良い悪いではありません。

①想定外を楽しむ

想定外を楽しむスタイルの代表は「行き当たりばったり」です。

とりあえず、「米沢いく」とか「北に行く」とか「桜を追っていく」とか。
何も決めずただ旅する。

ヒッチハイクもそうですね。

このスタイルは、何が起こるかわからないのが醍醐味。
もしかしたら、途中で交通機関がうまく繋がらないかもしれない、宿が満室かもしれない。
そんなリスクをなんのそので旅に出る。

そこまで大胆ではなくても、どこまで確認するかによっては軽い「想定外」があります。

旅館の料理などは、通常は何も確認せず、宿まかせ。
その想定外がワクワクになり、「次の料理は何かな?」と楽しめます。

多かれ少なかれ、想定外は旅にはつきもの。
それが土産話になったりします。

②想定内を楽しむ

本日のテーマはこちら。

想定内がいい場合があります。

例えば、「接待」。

絶対にミスっちゃいけない接待の場合、もう様々なことを事前に確認し、トラブルなく行います。

旅行においても、同じように全て確認するタイプのお客様がいらっしゃいます。
メニューを事前に聞くとか。

想定外のワクワクよりも、想定内でちゃんと過ごす。
これもまた一つのスタイルです。

特に、車椅子の旅では、それが大事です。

知っていれば起こらなかったトラブルって、結構ありますから。

たいていの旅館は、「事前に言ってもらえれば、準備できたのに…。」と思うもの。
できないことはできないとは言いますが、すぐにはできなくてもちょっと前にわかれば対応できることがたくさんあります。

でも、お客様としては、「それはあると思っていた」「そもそもどんな宿なのか、行ってないからわからない」。
これも当たり前のお話です。

そこでその両者のギャップを埋めるのが「下見」です。

車いす旅には、下見が大事

昨日も、下見のお客様がいらっしゃいました。

「車椅子のお父様に蛍を見せたい。」
蛍の季節になる前に、まず下見にいらっしゃいました。

実際に見ると、いろんなことがわかります。

手すりの位置、高さ、床の材質、湯船の深さ、脱衣所からの距離…。

人それぞれ、気になることが違います。
写真や動画では、限界があります。

お風呂の椅子の高さだって、様々

それを一気に解決するのが下見。

「下見なんてしていいの?」

いいんです!
当館では、事前にお電話いただければ、気軽に見ていってくださって結構です。

事前にお電話いただきたいのは、お部屋などは使っていることがあるからです。
昼なら誰もいないでしょ!と思ってきてみたら連泊で見れないこともありますから。

そんなわけで、百聞は一見にしかず。
一見は、宿においては下見です。

気になる方は、お気軽にお電話くださいね。

遠方で下見は気軽にいけないときは、せめてお電話でご相談ください。
「本当はこうしたい」というリクエスト、できるかどうかお答えし、できる
範囲で対応いたします。

安全で快適な旅への第一歩になりますよ。^^

 

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。