旅館ブログ

車いす旅行の前に…不安解消!気軽に旅館を下見しよう

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下見ができる封筒

不安がなくならないと旅には行けない 

「よし、決めた!」
って言われました。

こんにちは。

不安が大嫌いな…
鈴の宿 登府屋旅館の遠藤直人です。

旅行は、平和産業です。

平和じゃないときには、旅行になんていけませんし、
平和じゃない場所には、旅行になんて行きません。

人間は、不安なところにはいきません

旅に出るには、最低限、不安じゃないことが必要です。

 

さて、車いすのお客さまやお連れさまにとって、旅行はとても不安です。

家の中でも、危ないことがあるのに…
見知らぬ土地の見知らぬ建物。
交通機関も不安です。
飲食店だって、どうなっているのかわかりません。

この不安をひとつひとつ解決してあげたい…。

少なくとも、宿にいる際の不安だけはなくしてあげたい…。

そんな思いでいろいろと情報発信していますが、発信している情報が受け手にとって必要な情報かはわかりません。

お風呂だけでも、段差や深さ、手すりやタイルの滑り具合。
シャワーの高さやいすの高さなどなど…。

気になるポイントは、人それぞれです。

正直いって、私の情報発信では、限界があります。

そこで思いついたのが…
下見に来ていただくことです。

今日も1件ありました。

お部屋を見て、エレベーターや廊下を見て、お風呂を見て…。

ちょうどお風呂を見た瞬間、「よし、決めた!」の一言をいただきました。 
そして、ご予約をいただきました。

お風呂の手すりやスロープの具合で、「これなら大丈夫!」と思われたそうです。

百聞は一見に如かず。

やはり、下見の効果は絶大です。

 

泊まる前に「下見」というライフスタイル

旅は、ミステリアスなところが魅力でもあります。

「どんなところだろう?」
「どうなっているんだろう?」
「なにがでてくるだろう?」

それがドキドキ、ワクワクして、好奇心を刺激します。

でも、事前にちゃんとわかりたいこともあります。

車いす旅行におけるお風呂は、その最たるもの。

だから、下見を積極的に受け付けております。

どのくらい積極的かというと…封筒作るくらい積極的です。

 

下見ができる封筒無料入浴券付「下見」チケット

 

「車いすだから…」という理由で、
温泉に行くことをあきらめないでください。

この封筒をお持ちで下見にいらっしゃると、1名様分、入浴料を無料にします。
ただし、必ずお電話してからいらしてください。

という「下見促進封筒」。
まもなく、市内の某所で配られます。

配布がスタートしたら、またお知らせしますね。

 

旅行の前に宿を下見する。

普通はありえないのかもしれませんが、そんなライフスタイルを提案しています。

小さなことかもしれませんが、 ライフスタイルを変えるような存在になっていきたいと思っています。

 

・旅館がヘルパーさんを手配して、介助を受けられる

・車いすのまま、和室でも過ごせる

・毎月のようにお便りが届く

 

そんな小さいけれども、今までになかった新たなスタイルを発信していければ、きっと喜ぶ方もいらっしゃいます。

そして、マネする方が増えれば、業界が変わります。

 

ヘルパーさんは、旅館にとって、コンパニオンやマッサージと同じ、「外部からサービス派遣」です。

車いすでも和室は、車輪カバーなどを工夫すればできます。

毎月のお便りは…、気合です。笑

 

社会の過渡期だからこそ、新たなライフスタイルが生まれ、浸透するチャンスです。

封筒をキッカケに、新たなスタイルが広まればいいなと思っている今日この頃です。 

 

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。