旅館ブログ

高いし遠いのに…ビジネス宿泊が増加中、の謎に迫る

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ビジネスプラン

最近、増えてるビジネス宿泊

なんでだろう♪なんでだろう♪

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

「おまいう」…お前が言うな!
なのは、重々承知の上で。

最近、ビジネスのお客様が増えています。
夕食なしで、一泊朝食付き。

ビジネスプラン

1泊朝食のビジネスプラン

とてもありがたい。
うれしいことです。

経営者として、お客様の気持ちになりたいと思って、なんでうちを選んでくださったのか、いろいろ考えます。

どうして、うちを選んでくださったのか?
ぶっちゃけますと、どうもよくわからない。

ビジネスでのご利用ということは、「経費」の可能性が高い。
領収書名を見ると、一部上場のような会社の方もいらっしゃいます。

ところが、うちのプランは、いろいろなサイトで比較しても、決して最安ではありません。
安いから選ばれているわけじゃない

そして、ビジネス利用ということは、たいていは中心市街地で用事があるはず。
すると、宿までは遠いのです。

中心市街地から、車で20分。
居酒屋さんなどで飲んでいたなら、タクシーになります。

20分といっても、山手線の20分とはワケが違います。
近さで言えば、中心地に近いビジネスホテルに泊まった方が、良いはずなのです。
しかも、安いし。

つまり、近いから選ばれているわけでもない

ビジネスなら、「安・近・短」で選ばれそうなものですが、そうではないんです。

みんな温泉が好き?

いろいろ考えて、うちならではの!と思ったのは、温泉です。

当館は、翌朝9時まで夜通し温泉に入れます
自分で出張に行ったときに思うのですが、遅く帰って入るユニットバスは味気ないものです。
それでいて、大浴場がある宿も、深夜は入れないことが多い。

その点、当館なら、遅く帰っても温泉に入れる。
これは、ビジネスホテルにはない価値。

それを求めてわざわざいらしてくださっているのかもしれません。

バイキングが嫌い?

私がそうなんですが、バイキングが苦手です。

朝、テンションが低いなか、頭もぼんやり気味で、お盆を持ってウロウロしながら「何、食べよう?」「何個、取ろう?」と考えるのが苦手です。
あと、会場に人がいっぱいいるのも、なんか苦手。
朝スッキリ起きなさい!という私個人の問題は、別としてです。笑

ビジネス旅館に多い定食のように決まったメニューを出してくださるところが、好きです。

当館の朝食は、そういうスタイル。
あと、出発が早いなら、おにぎりに変更も可能です。

私のように和定食が好きな方は、旅館を選ぶのかもしれません。

早めに帰って部屋飲み?

もう一つ、最近の流行りが、早く帰っての部屋のみ。

ギリギリまで中心市街地で飲んで、午前0時前後に宿に着くと何かと慌ただしいものです。

お客様の中には、21時や22時に宿にチェックインして、温泉に入り、お部屋でもう一回みんなで飲んで寝ている方がいらっしゃいます。

 

これなら、温泉も楽しめ、二次会もまったりお部屋ででき、すぐ寝られます。

「ビジネスだから、ビジネスホテル。」「とにかく、安く済ませる。」では、なくなってきているのかもしれません。

・・・・・

私が、今のところ思いつくのは、以上です。
今度、ビジネスのお客様がいらしたら、聞いてみたいと思います。

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。