旅館ブログ

鈴の家 直吉!落語デビュー。あだたら万遊博。

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ついにやってきた本番!

月日の経つのは早いものです。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

「落語をやってください!」

岳温泉 御宿 花かんざし の二瓶明子女将から突然の電話をいただいて、始まった無謀とも言えるこの取り組み。

「まだ3ヶ月あるから、大丈夫です。」
そう言われ、軽く受けてしまいました。

(まぁ、3ヶ月もあるし、なんとかなるか…。)

軽く思っていたのですが…。
あっという間に3ヶ月が経ってしまいました。

3月5、6日「あだたら万遊博」

スタートが、16時と聞き、「いくら日曜日でも人は集まらないのでは?」と思っていた節がありました。

たいていの落語会は18時スタート。
16時は、あまりにも中途半端。

そう思って当日を迎えてびっくり。

会場は旅館でした。
光雲閣さん。

油断していました。

旅館なら、チェックインから夕食の間のちょうどいいタイミング。
「あれ?もしかして、けっこう人、来ちゃうんじゃ?」

焦りました。

いやいや、お客様いらっしゃるのは、いいことなんですよ。
そこは、素直に喜んでいかないと…なんですが、そこまで余裕はありません。

めくりに「鈴の屋 直吉」

開始前、けっこうお客様が入ってきました

まもなく始まるタイミングで
「ちょっと待ってください。」
とさらに会場セッティング。

巨大な脚立とともに現れたのは…

突然の会場セッティング

まさかの…。

演題?

演題って…。
笑っちゃうって…。

さらなるプレッシャーです。

そして、出囃子が流れ、はじまりました。

持ち時間は、30分。
って、長ーーーー。

写真だけ見るとそれっぽいです

この日のネタは、タイトルをつけるとするなら「小噺いろいろ」
立川談志師匠の「ジョークいろいろ」みたい。

ご当地感のあるお話を交えつつ、旅館あるあるや、伝統的な小噺まで。
様々やってみました。

1つだけネタを飛ばしちゃいましたが、持っているものは、出し切ることができました。

そして、驚くべきことに…
ウケました。

お客様が、すごい温かかった。

そこ笑いどころじゃないのに…というところでも、ウケてて、若干不安になったほど。

夢中で喋りに喋って、ちょうど16時30分。
持ち時間もピッタリでした。

終わった後のホッとした一枚

デビュー戦ということでハードルを下げてご覧いただいたのか、感想も好評価でした。
みなさん、ありがとうございます。

岳温泉の女将さん、飯坂温泉の若旦那とともに

いろんな方々の応援をいただいて、なんとかできた一席でした。

無謀とも思える挑戦をオファーしていただいた、花かんざしの女将・二瓶明子さん。
会場設営から、チラシ、広告に至るまで、段取りいただいた女将会と光雲閣の皆様。

わざわざ応援に駆けつけてくれた、東北落語席亭会の面々。
そして何より、様々なご支援をいただいた立川こしら師匠と、かしめさん。

みなさま、本当にありがとうございました。

芸と呼ぶのもどうかというレベルの拙い芸でしたが、今後、精進を重ねていきたいと思います。

ありがとうございました。

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。