旅館ブログ

カップル・お子様向け!ミニミニかまくらできました!

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かまくら解体

かまくら村、崩壊の危機!

苦肉の策です。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

昔、新入社員研修で教わりました。

Bad news First!!
(悪い知らせを先に)

というわけで、かまくら村の巨大かまくらを撤去しました。

もう、しょうがないんです。
天気には勝てなかった。

最高気温が高い日が続き、トドメが1日降った雨。
これにより、1月29日にスタートした巨大かまくらは、壊滅的打撃を受けました。

気温が低くなるのを待ち、上に雪を乗せて、水を撒いて、凍らせてみました。
なんとか補修できないかと。

手は尽くしましたが、無理でした。

南側の壁が薄くなっており、光が見える箇所がちらほら。
このまま放っておいても仕方がないので、泣く泣く取り壊すことに。

危険な状態のまま、無理して使用して事故になったら大変ですから。

かまくら解体

解体は、悔しいもんです

残念。
無念。
また来年。

ネットにリアルに寄せられる様々な声

かまくら村が利用不可になってから、様々なお声をいただきました。

私のところまで届くのは、ごく一部なので問合せ担当者や責任者には、もっと届いていたと思います。
中には、投書まであったそうです。

そこまでお客様の期待を受けるようにかまくら村が成長したのは、うれしい反面、あくまでも自然相手ということを改めて知っていただきたいのです。

「雪があるんだから、作ればいいのに。」
「かまくら村のために来たのに。」
「どうして作らないのか?」
「いつできるんですか?」
「せっかく来たのに…。」

お気持ちはわかりますが、雪の有無ではないのです。

雪は必要条件です。
十分条件として、あと2つあります。

まずは、気温が低いこと。
気温が低くないと維持されません。

最初のかまくらを作って、一番困ったのは、ここです。
気温が高くて、雨が降る。

所詮は雪ですから、深刻なダメージを受けます。

もう一つは、重機や人手が必要なこと。

巨大かまくらは、パワーショベルやダンプ、ブルドーザーなどの重機なしでは作れません。
小野川温泉では、小型のブルドーザーしか所有していませんので、そのほかの重機はオペレーター含めて外注でお願いしています。

ここにお金がかかるわけです。

数十万円の予算の元、作っています。
それもみんなで出し合っている会のお金です。

この時期、2回目は、なかなか難しいのです。

すると、「クラウドファウンディングしたらいい」とか、様々なお声をいただきます。
いろいろあるのはわかるのですが、限られた時間で集めるのはなかなか大変です。

ぶっちゃけていえば「投書するなら金をくれ」です。
タイガーマスクのランドセルのように。

まぁ、お金だけあっても、結局、気温次第なのでいろいろな条件がうまくいかないとかまくら村は作れないのです。

と、いいわけを書いてみました。
巨大かまくらを今シーズン作れないのは、そんな理由です。

手抜きで作れないわけではなく、作りたいけど、作れないし、壊すときだって一番悔しいのは作っている我々なのです。

そして生まれた新たな発想

できない言い訳より、できる方法。

というわけで、我々が下したギリギリの策が「人力で可能なミニかまくらを作る」でした。

お声の中には、雪を見たことがないような海外からのお客様もいらっしゃいました。
小さくてもいいから、まずは作ってみようとできる範囲でやってみました。

ミニかまくら

枠で囲って雪を入れます

 

ミニかまくら

とにかく踏みます

 

ミニかまくら

人力の限界です

 

ミニかまくら

完成!ミニかまくら

ミニかまくらが2個できました。

はっきり言って、小さいですし、中も狭いです。
ただ、ないよりいい。

 

ミニかまくら

ミニかまくら

お子様なら3人

中は、2人が入るのが精一杯。
お子様でギリ3人です。

そして、ラーメンの出前は難しいと思います。

でも、ないよりいい。

ラーメンがダメなら、玉コンです。
写真撮影にも、ちょうどいいサイズ。

小さいなりではありますが、ミニかまくらをどうかよろしくお願いいたします。

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。