旅館ブログ

忘年会の裏ワザ。飲み放題ではなく、「飲み寸止め」。

26views

幹事さんは、いろいろ大変な季節

ご存じですか?飲み寸止め。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

今日は、宿としては売上が下がっちゃう裏ワザを…。

忘年会や、同級会など、大勢での宴会を会費制で行う場合、問題になるのは「飲み放題」です。

1泊2食の料金で料理が決まるので、ベースはそこで決まります。
そして、いつも問題になるのは、飲み物をどうするか?

いっぱい飲む人がいるかもしれない。
ソフトドリンクしか飲まない人もいるかもしれない。

どちらの人も一律料金。
しかも、定額でどれだけ飲んでもOK。

それが飲み放題。

飲み放題

頼んで安心、飲み放題

飲み放題は、幹事さんとしては、後で足が出ることがなくなるので、安心できます。
その反面、会費が高くなります。

例えば、当館ですと3,000円で飲み放題です。

1万2千円のコースで泊まるなら、それに飲み放題がついて1万5千円。
単純に言えばそうなります。

どれだけ飲むかわからないので、頼んでおけば一安心。
だから、お店も進めます。

飲み放題にして安心するか?
その場で頼んで、正確に払うか?

とても悩ましい。

でも、実は、第三の選択肢があるのです。

幹事さんにもお財布にも優しい「飲み寸止め」

それが、「飲み寸止め」

要は、飲み物の料金を決めて、その手前で一声かけてもらうことです。

例えば、30人の宴会で、飲み寸止めを2,000円に設定。
宴会が進んで、飲み物がどんどん頼まれていきます。

飲み物の総合計が、6万円になったら、一旦ストップ。
幹事さんと相談です。

そんなシステム。

これなら、ソフトドリンクの方のリーズナブルさも活かせますし、飲み放題メニュー以外を頼んで楽しむこともできます。

お店としては、面倒ですし、飲み放題の方がうれしいのでなかなか勧めないと思いますが、最近、増えています。

ちなみに、飲み寸止めというネーミングは、今、作りました。

お店で、「飲み寸止め」でお願いします。
と言っても、通じませんので、お気をつけください。^^

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。