旅館ブログ

バリアフリー観光推進山形大会、中村元さん、加藤健一さんと

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加藤健一さん、中村元さん

山形のバリアフリー観光に向けた第一歩

この一歩はデカいよ。

こんにちは。

3世代でもラクラク!バリアフリー旅をお手伝い。
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

微力ながらお手伝いさせていただきました。

加藤健一さん、中村元さん

県の大江さんとこの3人でトークセッション

第1部は、日本バリアフリー観光推進機構・伊勢志摩バリアフリーツアーセンターの中村元さんの講演でした。

昨年の3月に講演をお聞きし、衝撃を受けた話。
パーソナル・バリアフリー基準。

そのあたりのお話が中心でした。

ユニバーサルではなく、ツーリズムが大事!バリアフリー旅、受け入れのコツ

バリアフリーと聞くと、ついつい…段差があればダメ、車いすで通れなければダメ、 スロープがなければダメ、考えてしまいがち。
でも大事なのは、「ツーリズム」。

そこには、観光したいものがあるのか?です。

その発想にいきつくには、「パーソナルバリアフリー基準」の考え方が必要です。

障がいは1人1人違う。
全員が満足する改修など、ありえない。
その方にあった、その方が一番うれしい選択肢を選んで、周りが応援してあげる。

それが、パーソナルバリアフリー基準。

段差ゼロの内湯に入りたい人もいれば、段差が多少あっても露天風呂に行きたい人もいます。
どっちが正解ではなく、どっちも正解。

その人の望むほうを選び、段差があったら越えられるようにしてあげる。

「段差=悪」と決めつけない。

目的は、段差を取り除くことではなく、楽しい旅にすること。
アイデアひとつで段差は何とかなるもんです。

そんなお話でした。

4月施行の「障がい者差別解消法」って?

第2部はトークセッション。

4月に施行される「障がい者差別解消法」が気になっていた事業者も多かったはず。

障がい者差別解消法について(内閣府)

ひとことで端的に言えば、障がい者のお客様がいらっしゃったら「合理的な配慮」をしてあげてください。
という法律です。

詳しくは、内閣府のリーフレットをご覧ください。

「ちょっと車いすのお客さまは…」と頭ごなしにお断りするのは、やめてね。
ということです。

かといって、必ずスロープや手すりをつけてください!
という強制力があるものでもないです。

事業者の皆様は、戦々恐々とせずに、前向きな対応をしていただければと思います。

お客さまも事業者も無理なくできる限りお互いの状況を理解しながら、前向きに進めていくための法律です。
「無理なくできる限り」が「合理的配慮」だと、私は思っています。

この大会をきっかけにより多くの誤解がなくなり、前向きな出会いが増えればいいと心より願っております。

先頭に立って作り上げた、加藤健一さん、グラッティチュードの皆様。
山形県の大江さん。
本当にありがとうございました。

わたしにとっても認識と決意を新たにする大会となりました。

そして、山形についにお越しくださった中村元さん。
「また来ます!」というお言葉は心強かったです。
またお待ちしております。
ありがとうございました。^^

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。