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仕事とは?幸福とは?夫婦とは?立川談春師匠の「芝浜」

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赤めだか落語会

立川談春師匠の赤めだか落語会に行ってきました!

12月といえば、芝浜です。

こんにちは。

落語大好き!
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

「赤めだか」

立川談志師匠の弟子・立川談春師匠の修業時代を書いた自伝的作品です。

そのエッセイ「赤めだか」が、ドラマ化します。

立川談志 → ビートたけし

立川談春 → 二宮和也

落語界、歌舞伎界、豪華キャストのドラマです。

詳しくはコチラ↓

TBS年末ドラマスペシャル『赤めだか』

 

12月28日に放送されるドラマを前に行われた…
「赤めだか落語会」。

立川談春師匠が、「ガマの油」と「芝浜」を演じました。
トークショーもあり、宮川大輔さん、濱田岳さん、北村有起哉さんが収録の様子を話してくださいました。

 

赤めだか落語会

赤めだか、楽しみです!

 

制作発表があってから、だいぶたち、いつのまにか放送して終わっちゃったのかなーと思いましたが、ようやく完成したようです。

 

立川談春師匠の深い「芝浜」

「最近ドラマにでてつくづく俳優というのは、大変だと思った。
せっかく覚えたのに、撮り終わったら忘れ、次を覚えなくちゃなんない。
落語は、一度覚えたら50年は食っていけます。」

その日、談春師匠が語っていたお言葉です。

でも、落語家だって決して甘い世界ではありません。

家元・談志師匠は、毎年12月になると「芝浜」をやりました。

それも、毎回演出を変えて。

古典落語は、登場人物もストーリーも大きくは変わりません。
ともすれば、誰かがやった話をそのまま話しても成立します。

でも、談志師匠は「芝浜」と向き合って、ライフワークのように変え続けました。

結果生まれたのが、新たなおかみさん像。

それまで、賢い淑女的なおかみさんが多かったですが、談志師匠が演じたのは、かわいげのあるおかみさん。
言葉で説明するのは難しいですから、気になる方はぜひDVDをご覧ください。

この日の談春師匠の「芝浜」。

「どんなおかみさんかな?」
と思ってみていました。

談志師匠ともまた違うおかみさんであり、勝五郎でした。

「なんであいつは別れねぇんだろうな」
ふとしたときに気にする勝五郎。

逡巡するタイプの勝五郎でした。

おかみさんは、ポンポンと口喧嘩もしちゃうけど、間違ったことが嫌いなタイプ。

間違ったことが嫌いなはずのおかみさんが、勝五郎と2人の将来のために懸命にウソをつく。
泣けました。

落語を聞いているはずなのに、
「仕事ってなんだろう?」
「夫婦ってなんだろう?」
「幸福ってなんだろう?」
と考えさせられる落語でした。

落語の面白いところは、ストーリーや登場人物が同じでも、同じ落語家さんでも、その時の話は、その時にしか聞けないこと。

今回は、どんな演じ方で、どんなキャラクターなんだろう?
どんどん進化していくその過程に立ち会うような面白さがあります。

そんなわけで、思いっきり泣かされてしまった「芝浜」でした。

12月28日。
TBS系列でドラマ「赤めだか」が放送されます。

ぜひご覧ください。

ドラマをみて、落語面白い!立川流気になる!と思った方は、ぜひコチラ↓

【新春落語会+温泉】 第2丁 寄席どうふ 立川こしら師匠再びの巻

立川こしら師匠の落語会を開催します。

赤めだかを見た余韻のまま、ぜひお越しください。^^

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。