旅館ブログ

春画展で知る!日本のピンクカルチャーを支えた職業とは?

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春画展に行ってきました!

春画って、響きがいい…。

こんにちは。

春のようなお天気のなか行ってきました…
鈴の宿 登府屋旅館の遠藤直人(@naaot)です。

こちらの展示会に行ってきました。

SHUNGA 春画展 – 永青文庫

 

春画というと聞こえがいいですが、要するにエロ本です。
室町時代からあるエロ本。

絵ですから、エロ漫画でしょうか。

この展覧会、大英博物館など、海外では大好評。

「日本でも!」と展示を持ちかけたら、なかなか受け入れ先が見つからず…
仕方がないから細川護熙元総理の昔のお屋敷を使って展示しています。

昔のお屋敷だけあって、駅前ではなく、ちょっと変な場所にあります。
アクセスは、電車ではなく、バス。

「こんなところかい…。」
と思っていってみると…。

スゴイ人だかりでした。

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入場制限中

 

平日の昼なのに入場制限がかかるほど。
土日は、どんだけ混むんだろう…。

老若男女。
特に高齢の方が多かったですが、男女比は半々です。

みなさん熱心に見入っていました。
いい大人がエロ本を難しい顔でだんまりとじっくりと見ている様は、ある意味、シュールな面白さがあります。

エロ本というと聞こえがよろしくないので、あくまでも春画です。

春画で考えるメディアの変遷

もちろん、絵のタッチやモチーフが面白かったんですが、私が面白かったのは、春画の変遷。

 

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日本らしい和のエロス

 

春画。

最初は、偉い人しか見れない巻物だったんです。
巻物を横に読んでいくとストーリーが展開されるような。
巻物なので、絵も大きい。

それが、徐々に庶民にも広まっていく過程で…
巻物から本の形になります。

あまりにも庶民に広まると、幕府が禁止します。

ホントは、この禁止で文化が絶えるはずだったんですが…。

なんと、貸本屋という商売ができあがります。

自分で持っていると見つかったときに危ないので…。

貸本屋さんが、貸してくれ、それを見て、返す。
結果、禁止のはずが、貸本屋の登場でさらに広まったそうです。

今のレンタルビデオとセルビデオの関係に似ていますね。

幕府が禁止しているにも関わらず、お殿様が作らせた高貴で手のこんだ高級春画があったりするのも、人間らしくて面白い。

さらに版画ができて、広まりします。
白黒もあれば、カラーもある。
豆本というスモールサイズもある。

顧客のニーズによって、メディアが生まれ、メディアの変遷で広がりが生まれる。

それを実感した春画展の帰り道でした。

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。