旅館ブログ

旅館で貸し出す車いすにハンドリムはいらない!つーか、ハンドリムってなに?

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ハンドリムって、なんのためにあるの?

昨日に引き続き、旅館の方のためのブログ。

こんにちは。

シルバーウィークは、思いっきり遊んでください。
鈴の宿 登府屋旅館の遠藤直人です。

土日も思いっきり遊んでください。
ブログ読んでる場合じゃない。

ってことで、今日のテーマも旅館の人のためのバリアフリーネタ。

昨日の記事
予算7万円!旅館をバリアフリー化するお気軽5点セット

 

とある旅館の若旦那から相談がありました。

「車いすを買いたいんですけど…」

そのとき、彼の頭に浮かんでいたのは左側だったそうです。
でも、私が勧めたのは右側でした。

 

車いす

左と右の違い。

一番大きな違いは、その名の通りです。

左は自走式、つまり自分でこいで動くタイプ。

右は介助用、つまり誰かが後ろから押してくれるタイプ。

 

旅館で貸し出すのは、介助用でいいです。

常に自走式をお使いの方は、最初から自走式でいらっしゃるはず。
宿で乗り換えるのは、考えにくいからです。

そして、たいていは、お連れ様が押してくださいます。
なので、介助用がいい。

 

さらに大事な点。

自走式についているハンドリム、手で持つ部分。

ない方が車体の幅が狭くなります。

介護施設のように廊下が広くないのが、旅館です。

なるべくなら、幅が狭い車体の方が、なにかと便利
両サイドのハンドリムがないと、だいぶいいです。

当館の場合には、客室やトイレの入り口、エレベーターなどで、ハンドリムがあるとないとではスムーズさが全然違います。

自走式の方が広々と乗れそうですが、実際には座るスペースは変わりません。

というわけで、「なくて大丈夫?ないよりあったほうがいいじゃね?」と不安になりますが、なくて大丈夫です。

 

いらなくなった車いす、お持ちですか?

現在、当館では、3台の車いすを貸し出し用に使っています。

うち1台は、「いらなくなったから…」とお客様からいただいたものです。
とても美品で、有効活用させていただいております。

同じように、もしいらない車いすをお持ちでしたら、お気軽にお声掛けください。

宿で使うか、必要な宿にお渡しするか、必要な方にお渡しするかさせていただきますよ。

勝手ながら、お届けいただける方のみでお願いいたします。

そして、もし車いすをいただいた際には、フェイスブックやブログでお知らせしますので、旅館の皆様チェックなさっててくださいね。^^

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。