旅館ブログ

クレーマーの品格。あなたは果たしてどのタイプ?

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肌で感じた3種類のクレーマー

実感しちゃったんだから、しょうがない。

こんにちは。

クレームのないお盆を過ごせるよう祈っている…
鈴の宿 登府屋旅館の遠藤直人です。

クレーム。

苦情。

トラブル。

ミス。

行き違い。

決して、わざとではないんですが、起きてしまったんだからしょうがない。

お客様がひとこと言いたい気持ちもわかります。
たしかにこちらのミス。

不可抗力で仕方なく、ミスは起こり、クレームにつながります。

いつからか、クレームをいう人をクレーマーというようになりました。

 

クレーム

あなたはどのタイプ?

 

実は、クレーマーには、3種類いらっしゃるのをご存じですか?
あなたは、いったいどのタイプか?

そもそもクレーマーではないのか?
赤裸々に書いちゃいます。

 

タイプ1 ガツンと雷、カラッと秋晴れタイプ

年配の男性に多いタイプです。

その瞬間は烈火のごとく怒ります。
もう、雷そのもの。
稲妻が見えるかのごときクレーム。

怖い!と思うことも。

でも、謝ると理解してくださいます。
聞く耳もちゃんと持っています。

しばらくすると、すっかり落ち着いて。
翌朝なんかは「昨日はちょっと言いすぎました。」と逆に謝るほどだったり。

言いたいことは言う。

でも、こちらが謝ればちゃんと理解してくれるタイプです。
裏表がないので、その場は怖いですが、あとはカラッとしています。

許してもらえた感があるタイプ。

 

タイプ2 謝るだけじゃないよね?ギブミーチョコレートタイプ

女性に多いタイプ。

言うことは言う。
怒っているというより、冷静にちゃんと言う。
こちらの非を正確に、論証するように…。

こちらの謝罪も受け入れますが、「まさか謝って終わりじゃないでしょ?」という雰囲気も。

「今回は、こういう形でお詫びさせてください。」
なにかしらのカタチになって、ようやく納得していただけるタイプ。

こちらとしても、謝るだけで終わるとは思っていないので、ある意味、「そうですよね、わかります。」というきもちになります。

パーフェクトに許してはくださらなくても、納得はしていただけることが多いです。

 

私は、10年近く旅館で働いてきて、この2種類しかいないと思っていました。

ところが、最近は、まさかの3番目が…。
正直、ビックリしたのを覚えています。

 

タイプ3 見積もり出しなおし!ブレない信念タイプ

ネット系の予約に多いタイプ。

クレームに対して、冷静に伝えていただけるのは、タイプ2と似ています。

でも、違うのは、「今回は、こういう形でお詫びさせてください。」のあと。

「え?それだけ?われわれが被った害はそんなもんじゃない。もっとでしょ?このくらいしてもいいんじゃない?」

まさかの逆提案。
こちらが、「お詫び」として提案した以上の「お詫び」を要求するタイプです。

これには、私も面食らいました。
しかも、その追加提案があまりにも食い違っていて、自分の見積もりの甘さを痛感しました。

また、ネット系の方に多いのが、納得したように見えて、あとでクチコミにガツンと書かれること。

こちらに非があるように脚色があったりすることも。
当然、謝罪したことやお詫びの品を受け入れたことなどは、書かれません。

精神的に落ち込むこともしばしば…。

 

クレームは、その場でいう。そして許す。

わたしは、クレームはその場で言っていただきたいと思っています。

なにかミスやトラブルがあったら、その点はお詫びしたいと思いますので。

一番困るのが、チェックアウトのあとでネットのクチコミでトラブルの存在を知ることです。
その場でわかれば、なんとかできたのに!というものがあったりもします。

信頼回復のチャンスを奪われたようで、残念です。

どんなお仕事でもわざとトラブルを起こしているわけはありません。
たまたまが重なって、トラブルになり、クレームになります。

そのたまたまが起きやすいのが繁忙期。
サービス業では、お盆前の今、ちょっとビビります。

トラブルがあったらクレームを言う。
それはそうしていただきたいと思います。

でも、言ったからには許すことも視野に入れたいただきたいと思います。

コブシを下ろすことを想定して、振り上げる。

それが、クレーマーの品格だと私は思っています。

 

サービス業のクセに…と不快に思われたらスイマセン。

本音です。^^

著者情報

1976年、山形県米沢市生まれ。福島大学経済学部を卒業後、㈱旭テック(現・旭ブレインズ)に勤務。その後、オーストラリアでの1年間の放浪生活、那須温泉・山水閣での研修を経て、2004年、鈴の宿 登府屋旅館にUターン。宿の仕事のかたわら、小野川温泉のまちづくりに注力していた2011年、東日本大震災を経験。震災後は、米沢の温泉旅館の連携を模索。1か月後には、「温泉米沢八湯会」を組織化し、義援金を集め、プランを作り、新たな切り口で米沢の価値を高めている。2013年、代表取締役への就任を機に「車いすでも安心して過ごせる宿」を目指す。「お客さまは、旅館ではなく旅行に来ている」という発想から『車いすで米沢を旅する本』を編纂。車いすでも安心して旅できる地域づくりを行っている。また、宿の宴会場では、不定期で自主セミナーを開催。講演テーマは、「リピーターを生み続ける仕組みづくり」「小野川温泉・米沢八湯のまちづくり」「補助金・マスコミ・ソーシャルメディア活用法」「燃料は、捨てる温泉熱!ヒートポンプで灯油ゼロ」など。自身の経験を公開しながら、他地域からの視察も積極的に受け入れている。