「僕らのまち」と呼んでくれる元学生たちも集う米沢のまつり

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毎年進化する…「なせばなる秋まつり」

今年も終わっちゃいました。

こんにちは。

お祭り大好き!
鈴の宿 登府屋旅館の遠藤直人です。

毎年、見にいくとその変化がよくわかります。

なせばなる秋まつり。

米沢のお祭りといえば、GWに開催する「上杉まつり」と2月中旬の「上杉雪灯籠まつり」

私が子どものころからある、伝統の祭りです。

そして、最近はじまり、年々盛り上がっているのが「なせばなる秋まつり」

 

秋まつりの様子

 

実はこのお祭りには、学生たちが作っている一角があります。

一角とは言え、単なるテントではなく、学生たちはお手伝いしているわけではありません。

学生たちが、企画し、運営し、完全に仕切っています。
彼らは、学生サークル「アクセルリンク」。

予算をもらって仕切る学生たちも素晴らしいですが、それを任せる行政もまた素晴らしい。
なかなかできることじゃありません。

彼らが手掛けるのは、「棒杭市」という無人市。
子どもたちが昔の遊びを楽しむ「昔遊び」。

テント1基ではなく、2テーマのスペースを運営しています。

アクセルリンクは、震災以降にできた新しいサークルです。
その1期生は、卒業し、立派な社会人になっています。

 

アクセルリンク

アクセルリンク初期メンバーのセイヤとタクマ

 

なにもないところから、このイベントに携わり、後輩たちを育て、卒業後も訪れてくれます。

そんな彼らの残した言葉。

「僕らのまち 米沢」。

 

「僕らのまち」。

私は福島で大学時代を過ごし、大学祭の実行委員会で同じようにイベントを行っていました。

福島で遊んだり、飲んだり、バイトしたり。
いろんな思い出があります。
楽しい日々でした。

でも、「僕らのまち福島」と呼べるかというと…、
そこまでは関わっていないと思います。

「僕らの学校」ではありますが、「僕らのまち」と呼べるほど、街と関わっていません。

 

彼らは、行政と関わりながら、米沢のお祭りを通して、米沢のビッグイベントを手掛けてきました。

米沢に対する思い入れがとても強い。
だから、「僕らのまち」と自然に言えるのです。

卒業しても遠方から集い、後輩の作る祭りを楽しむ。

まさに「友遠方より来るあり、また喜ばしからずや」。

 

学生が活躍す「場」があり、住んでいる街と真剣に関わる。

自分が学生時代ではありえなかった感覚を持つ学生たちがたくさんいる米沢。
日本中でこんな街はなかなかありません。

誇りだと思うし、彼らを尊敬します。

また、来年の祭りもたのしみです。

 

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