東北5県14温泉地。みちのくスタンプラリーの普通じゃなさ

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東北5県・14温泉地・61施設のスタンプラリー

はじまりました。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

12月1日より、温泉むすめ みちのくスタンプラリーがスタートしました。

衝撃の61施設!

秋田・岩手・宮城・福島・山形の東北5県。
乳頭温泉郷、新玉川温泉、渡り温泉、新鉛温泉、山の神温泉、秋保温泉、松島温泉、あつみ温泉、銀山温泉、蔵王温泉、小野川温泉、飯坂温泉、磐梯熱海温泉、いわき湯本温泉の14温泉地。

なかなかのラインナップ。
正直、普通じゃないです。笑

では、普通はどんな感じかといいますと…。

■スタンプラリーについて小野川温泉で話しているときに…
「小野川温泉だけでやるより、飯坂温泉にも声かけてみない?」
「なんで、わざわざ?他の温泉地に?そんなことしなくてもいいじゃん。」

■行政の方と話しているときに…
「補助金を使って、スタンプラリーを東北全体でやりたいんですが?」
「山形県の補助金を県外の温泉地にも使用するのは、認めません。」

■スタンプラリーの話を持ちかけられたときに…
「小野川温泉からスタンプラリーのお誘いがきたよ。」
「なんか面倒だから、とりあえず今回はパス。様子見で。」

これが、普通です。
よい、悪いではなく、普通。

新しいものを新しい枠組みでやるときには、普通に起こりうるやりとりです。
場合によっては、私も同様のリアクションをしてしまうかもしません。
決して責めるわけではなく、普通。
選択肢としてありえるリアクションです。
なので、過干渉はしないというスタンスで他の温泉地にもスタンプラリーの参加をお声がけしました。

にもかかわらず、今回のスタンプラリーはというと…。

■スタンプラリーについて小野川温泉で話しているときに…
「小野川温泉だけでやるより、飯坂温泉にも声かけてみない?」

「いいねぇ。飯坂温泉と一緒にできたら、盛り上がるね。」

さらに飯坂温泉から…
「もちろん、やります。せっかくだから、うちだけでなく福島県内の他の温泉地にも声かけてもいいですか?」

■行政の方と話しているときに…
「補助金を使って、スタンプラリーを東北全体でやりたいんですが?」
「どうぞどうぞ。プレスリリースやラジオ出演の手配など、お手伝いしましょうか?」

■スタンプラリーの話を持ちかけられたときに…
「小野川温泉からスタンプラリーのお誘いがきたよ。」
「せっかくだから、うちの温泉だけの特典を作ってもいいですか?」

こんな具合でした。
衝撃のとんとん拍子。

当初は、小野川温泉だけの企画として考えていました。
それが、お隣の飯坂温泉に話したら、どんどん広がっていきました。

事前のイメージとは、いい意味で想定外になりました。

本当は難しい広域連携

最近は、観光の世界に広域連携が広がってきています。

それまでは、観光を売り出すテーマとしては、自分の温泉地(小野川温泉)、自分の市町村(米沢市)、自分の県(山形県)の3つの枠組み止まりでした。
行政区の壁があるので、米沢市は福島市と隣り合っていますが、そこと組むことはありえませんでした。

福島市と米沢市は、市も違いますが、県も違いますので。

それが、今回は、とんとん拍子。
完全に温泉むすめのおかげです。

温泉むすめがいる温泉地をピックアップし、声をかけ、お相手も「温泉むすめつながりなら」と賛同してくれて、東北5県14温泉地まで広がりました。
通常、県でも市でもない「小野川温泉という1温泉地」の企画に他の温泉地がここまでのることはありえません。
温泉むすめの持つ可能性を改めて感じました。

また、うれしかったのは、この企画を機に温泉むすめをスタートしてくださった新玉川温泉さん。
乳頭温泉の佐藤さんのお声がけで、新たに動き出しました。

温泉むすめは温泉地の知恵の泉

今回は、運営であるエンバウンドさんに相談しながら、小野川温泉で大枠を作りました。

これができるのも温泉むすめのすごさです。
普通のコンテンツは、ここまで自由度はありません。
もっと細かいルールのもと、勝手にするのは憚られ、運営にお任せのムードがあるものです。

エンバウンド さんの懐が深いおかげで、温泉むすめとどう盛り上がるか、温泉地ごとにみんな考えます。
グッズを作ろうか、宿泊プランを作ろうか、イベントを作ろうか。
「こういうのは、どう?」と、とにかく考えて、相談して、実行してみる。

温泉むすめは、温泉地の知恵を生み出す手助けをしてくれます。

同じく、12月1日より始まったのが、こちらの企画。
温泉むすめ3温泉地合同キャンペーン。
なんと、北海道の定山渓温泉、宮城の秋保温泉、兵庫の有馬温泉によるコラボ。

距離を考えると、通常では起こりあえないコラボです。
それを成し遂げてしまう、温泉むすめと温泉関係者のすごさ。

そして、なによりすごいのは、アクティブなファン。
ぽか旦那さん、ぽか女将さんたち。

「冬の東北だから、めぐるの大変だし、難易度はあげないようにしよう」という我々の心配をよそに、初日で31施設。

「果たして、何人?」とビクビクして企画していますが、初日からガンガン回ってくださるのがうれしい。
企画しがいがあります。

そんなみちのくスタンプラリー。
ぜひお気軽に参加してみてください。

温泉むすめ みちのくスタンプラリー は、こちらから

スマホでスタンプ集めるのは、ゲームみたいで楽しいですよ。

 

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