地域を考える宿と、自社しか考えない宿。その答えは、補助金で…

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エリアでどうなの?ってこと

観光地だもの…。

3世代でもラクラクのバリアフリー旅をお手伝い。
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。

観光地って、エリアでどうなのって思います。
自分もお客さまの立場でよそにいけば、そういう視点になります。

「旅館はいいけど、お昼食べるとこがない…。」
「ずっと車で走ってるけど、見るとこないんかい!」
「あー、この町は…、なんか…、盛り上がってない。」

商売をしているお店や旅館は、それぞれが会社です。
だから、厳密に言えば、その会社のことをやっていればいいんです。

地域とか、気にせず。

自分の利益をいかに上げるかでしょ!
企業って!

といわれたら、「そうですね。」としかいえません。

が、観光地を訪れるお客さまの立場になると上の通り。

やはり、エリアがどうかを見てしまいます。

かといって、私がよその宿に「こうしたほうがいい!」とか「あれはダメ!」とかいうのも違います。

「みんなで一緒にやりましょうね!」
という気持ちでもって、自分の会社は自分の会社として、地域も考えておく。

頭の片隅に、ちゃんと地域目線を入れておく。
そんな感じ。

 

地域目線を具体化した補助金

ぼんやりとした観念論からいきなりお金の話で恐縮です。

でも、企業は、利益を考えるわけです。
前向きな人といっしょにやるのはカンタンですが、後ろ向きな人にはメリットをお伝えしないと…。

そんな補助金があったんです。

宿泊施設インバウンド対応支援事業補助金

どこにもそんなこと書いてませんが、この補助金。

表のテーマは、インバウンド
つまり、外国人観光客を受け入れられるよう整備しましょうね。

ですが、裏のテーマは、「地域のチームづくり」
エリアとしてチームを作って、新たなテーマ(インバウンド)に取り組んでね。

そんな作りになっています。

なぜなら…
条件が「5社以上の宿で申し込むこと」だから。

中身としては、1施設100万円を上限として、2分の1の補助が出ます。
200万円のことをすれば、100万円の補助です。

「うちの会社は、インバウンドに取り組みます。200万円かかります。100万円、補助してください。」
でいいはずなんですが、あえてなんです。

あえて
「それだけじゃダメです。5社の仲間を探してください。そしたら応募できます。」
になっています。

5社って、なかなかのハードルです。
でも、それが条件。

地域でまとまってね、と。

誤解していただきたくないのは、補助金が大事とか、金額の大小とかはどうでもいいんです。

国の観光を引っ張るお役所である「観光庁」が、地域目線で考えているということ。

ごくごく一般的にですが、民間の感覚と公務員の感覚では、民間の感覚の方が先進的で新しい目線を持っているような気がするじゃないですか。

この流れ、変えられないと思います。
地域を見ていく観光業者と、自社しか見ない観光業者。
どっちよ、っていう話です。

観光庁が前者を応援しているんです。

そんなわけで、米沢八湯として、みんなで取り組みます!

インバウンド補助金

送りましたっ!

さて、当たるも八卦当たらぬも八卦。^^

 

 

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