飯坂温泉で見た温泉むすめファンならではの現象
この記事は5分ぐらいで読めます♪お付き合いください^^
完全に聖地と化した飯坂温泉
聖地巡礼。
3世代でもラクラクのバリアフリー旅、
そして家族で落語を楽しんでほしい…
鈴の宿 登府屋旅館の 遠藤直人(@naaot)です。
日本には、3,000近い温泉地があります。
温泉地には、それぞれ特徴があり、ファンがいます。
秘湯ファン。
温泉街ファン。
繁華街ファン。
源泉かけ流しファン。
グルメファン。
様々な切り口があるなか、「温泉むすめ」のファンには、いくつか有名な聖地があります。
そのひとつが、福島市の飯坂温泉です。
「飯坂を大洗のように」という合言葉で温泉地をあげて「温泉むすめ」に取り組んでいます。
大洗とは、茨城県の大洗市で「ガールズアンドパンツァー」というアニメの聖地として、町をあげて賑わっています。
そんな飯坂温泉の皆さんと先日、お話ししてきました。
温泉むすめでのトークが尽きない。
それは想定していました。
驚いたのは、ファンとの関係性です。
旅館やお店など、温泉街の様々な方が「〇〇さん」というファンの名前をみんな知っているという。
もちろん、お顔もわかるという。
普通、ありえないことです。
「うちのお客様で鈴木さまという方がいらしてね。」という話はしますが、それはそのお店のお客様であり、その名前を出して他のお店の人が「あー、あの鈴木さんね」とはなりません。
温泉街のみんながわかる。
ありそうで、なかなかないです。
地元で有名な社長や先生なら別ですが、一般の他県のお客様でこうなることはありえません。
ファンがもたらす温泉むすめならではの現象
温泉むすめの取り組みでは、ずっと先をいっている飯坂温泉。
多くのファンが訪れています。
ただ、ファンが訪れればこうなるかというと、そうはならないと思います。
そこには、温泉むすめに取り組んだお店とファンならではの現象があります。
お店で会話している
たいていのお店では「これください。」「いくらです。」「ありがとうございました。」という会話(?)がなされ、多少の日常会話もしますが、あまり深くは話しません。
それが、「お買い物」という一般的な行為であり、スマートな形で悪いわけでもありません。
ところが、温泉むすめのファンとお店の方は、よく話します。
「真尋ちゃん、かわいい」という価値の共有から、「よそではこんな取り組みも」という情報提供、「がんばってください」という応援まで、様々お話になっているそうです。
温泉街を回遊している
温泉むすめグッズが、1施設1アイテムなのでですが、みなさんグッズを集めるため温泉街を回遊します。
ありそうであまりない仕組みです。
経営の定石としては、自分のお店の滞在時間をいかに長くするかが大事です。
ということは、いかによそに行かせないか、となるわけですが、温泉むすめは自然と他のお店も回って、温泉街全体の方に会うことになります。
ツイッターでやりとりしている
これが一番大きい。
温泉むすめファンは、ツイッターでやりとりしてます。
新しいグッズが出たら、「ほしい!」、そしてスケジュールの表明「週末にいく!」、さらに報告で「行ってきた!」、最後に感想で「こうだった」と様々な投稿があります。
それに対して、お店の方が返事をしたり、リツイートをしたりしているうちにお店の方がファンの名前と顔を覚えてしまうという。
なかなかできないことです。
SNS時代だからできる新たな関係性の築き方。
飯坂温泉と温泉むすめ、今後も目が離せませんね。
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